背中のアトピー治療法(よく寝てご飯もよく食べて安心です)
アトピー治療していると、患者本人も親もみな一番つらいのが痒さです。夜中に掻き続け、血が出て、朝になると服や布団に血が着いていて、掻きむしった傷跡が赤くなっているのを見ると、掻く本人もそれを見ている親も本当につらくなります。
痒みを止める方法があるのなら、何でもしたいというのが親の心情でしょう。そのために、一時しのぎだとはわかっていてもヒスタミン剤やアトピーにいいと言う保湿クリームを自然と使うことになります。
しかし、アトピーを解決するためには、冷静にならなければなりません。果たして保湿を続けることが、掻かなくさせることが、アトピーを解決する根本的な方法であるかを。
掻くために眠れず、食欲もなく、徐々にアトピーが酷くなる姿を見ることは親にとってとても辛いことです。下の子も、アトピーが酷い状態で心配をしていたのですが、知人の紹介で当院に来院されました。
この子はまだ子供ですが、長期間の保湿によって背中全体に汁がにじんでいて、全身にあちこちにアトピーがひどい状態でした。保湿をしても汁がにじむというのは、アトピーが中にもう溜まりきれなくなって、飽和状態になってことを意味します。
問題は、このような子供がすでにこのような重症のアトピーなら、これからどうやって生活し、何によってこのアトピーを解決することができるでしょうか。私はこのお母さんに方向を変えなければなりませんと説明しました。今までは外から塗って中に入れていたものを、これからは中から毒を外に出すそういう方法を用いて今まで溜めてしまったアトピーをすべて排出して根本治療することをお勧めしました。
いくらよくなったように見えても、また後で再発するのではないかと心配する方もいます。しかし、最後まで完全に除去した場合は再発はありません。まだ残っている状態で親の判断で服用を中止したりした場合、後でまた出てきてしまうケースはあります。
完全にきれいになれば、昔アトピーだったということが信じられないほどきれいになり、親ももう大丈夫だと安心します。そうなれば、痒さからも、傷の痛みらかも、他人の視線からも開放され、アトピーがもたらすすべての症状から開放されます。このようにアトピーを治療することが根本治療であると私は考えます。
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