足の内側のアトピー ~なぜ再発するのか?
アトピーが治らないと考えるのは「再発」のためです。アトピーが治ったのなら再発はしないはずなのに、治ったり再発したりを繰り返すため、「治らない」と思っています。
再発、リバウンド、好転反応など、アトピーがまた繰り返されるときにこのような単語を使います。では、アトピーが本当に治ってから再発しているのでしょうか。このことが重要です。
結論から言えば、治っていなかったのです。アトピーの原因を取り除く治療ができていなかったのです。今までアトピーを治療すると看板を掲げていた人たちは数え切れないほどいました。しかし、残念なことにそこで治療をしても再発を繰り返しました。それはアトピー治療法に問題が多かったためです。
抗生物資やステロイド剤も医学の進歩で開発されたとてもすばらしい薬です。使用すれば、本当に驚くほどに短期間できれいになります。しかし、問題はしばらくするとまた出てくるということです。したがって、この薬を使用するのはいいですが、何かが不足だということを物語っています。
その不足な部分を私はアトピーの原因を取り除く作業がなかったためだと考えます。歯が痛くて眠れないときには、鎮痛剤が必要です。しかし、鎮痛剤で歯の治療は行えません。時には痛みを抑えるために鎮痛剤が必要ですが、その次に必ず治療に取り掛かるべきだということです。
このようにアトピーも現れている症状である痒さやただれや痛みをなくすことや、眠れないために睡眠薬を飲むなど、そういう症状改善を行うことも時には必要です。しかし、その次に、体にアトピーをためないように、また現在体にたまってしまったアトピーの毒を体外に出すために本当の治療を開始しなければならないということです。その根本治療の1つが、私の行っているアトピーを剥がしてアトピーをなくす方法です。
上のようなアトピーの患者さんが来院しました。様々なアトピーによる症状を訴えます。このときに、症状緩和し現状維持のために保湿中心の治療をするのが一般的な常識です。何かとりあえず塗って、炎症をなくし、かゆみをなくし、多少良くする方法です。しかし保湿をしたからといってアトピーがなくなるのではありません。
この時に反対に外部へ保湿をせずに何も塗らず、中から新しい皮膚が上がってきて、アトピー毒がある、変質した皮膚を排出するようにすれば、アトピーが初めは中に隠れていたものが上がってきて、一時的にひどく見えるかもしれませんが、徐々に一枚一枚はがれていくようになります。この方向がアトピーを根本的に解決する方法だと私は考えます。
このようにアトピーがはがれてしまえば、かゆさも、ただれも、炎症も、睡眠不足もすべて解決します。私たちの体にはこのような機能があるのです。ただ、体が弱まっているために、その機能を発揮できず、毒を押し出せないのです。その機能を強めてあげれば、毒がはがれていきます。
これは自然と免疫力によって治療しているのであって、無理に押さえつけて出ないようにしたり、メスで切り取ったりする人為的なものではないので、治療結果がとてもきれいで完璧です。
すべてアトピーを排出できれば、健康で明るい皮膚になります。そうすればもう再発したりリバウンドしたりする心配も不要となります。
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