2014年6月23日月曜日

中耳炎


中耳炎

中耳炎で苦労している人も多くいらっしゃいます。
一度風邪を引いた後や鼻炎や蓄膿症になった後に中耳炎になってしまうと
なかなか治らず長期間苦労する場合が多いようです。

私の下の子が小さいときにひどい風邪を引いたことがあります。
そうして風邪が治りかけた頃、耳を押さえて泣きながら痛がりました。
何が起きたのかわからず、夜が明けて次の日に耳鼻科に連れていくと急性中耳炎だと言われました。病院で処方してもらった薬を数日飲んで痛みも治まって治ったようでした。
ところが、その後、夜になるとまた痛がりました。
そしてまた病院へ行き、1週間薬を飲んで大丈夫かなと思えばまた痛くなり、1ヶ月くらいそれを繰り返しました。

それで1ヶ月したときにその病院でも大きな病院へ行くように言われ、
大学病院に行き精密検査をしました。
医者の言葉に驚きました。

中耳炎がひどくなりとりあえずチューブを埋め込む手術をしようと言い
今後、この子の聴力に問題が起きて聴力が弱くなる可能性があると言いました。


1ヶ月間、病院で処方された抗生剤を飲み続けましたが、治らずにひどくなっているという話を聞かされ悩みました。しかし、このままではだめだと思いました。それで方向を変えて中耳炎の細胞をなくす治療をしました。そうして中耳炎が治り今は元気に生活しています。

うちの子と似たような状況になったことがある人も多いと思います。
それで私の経験と共に50年ほど耳の病気があった人がどのように治ったのか
説明をしてみようと思います。
ただし、こうやって説明するのは私の個人的な治療法であり見解であることをご了承ください。


中耳炎が生じる様々な要因があると思いますが、結局は外耳道、内耳道で炎症が起きて炎症細胞から炎症を起こした汁が出てくると、その水が耳から流れ出てくるのですが、このような場合を中耳炎と呼びます。
この中耳炎は徐々にひどくなると鼓膜が解けてしまい聴力に深刻な問題を起こすこともあります。

 

現在の大部分の中耳炎治療法は、抗生物質を用いて炎症を抑える治療法です。
そうして、それでも駄目なら鼓膜にチューブをさして内部に風が通るようにし、炎症を起こしている汁が乾くようにします。
しかし、これも何回も繰り返せば鼓膜が薄くなり、ひどくなれば鼓膜が解けてしまい、炎症はそのまま続いて耳から水が出続ける場合もあります。

長期化した成人の慢性中耳炎の患者さんは鼓膜がなく、耳から水が出て、補聴器をつけられない人もいます。
またよく聞こえないと、話すことも認知力も衰えてしまいます。そうなると自信を失い生きることに深刻な問題を招きます。


私はアトピーを治療しながら新しい皮膚が作られる薬を用いて、アトピーをはがす治療をしています。とても炎症をひどく起こしている場合でもアトピーがきれいに治る場合をたくさん見てきました。

アトピーは場所を構わず体中に発病します。アトピーが体のどこに生じても新しい皮膚が上がってきてアトピーが治るように、耳の中の炎症細胞もはがして新しい皮膚があがってくるのなら中耳炎も解決します。

上の絵は炎症細胞をなくして新しい皮膚が出るようにする過程を説明しているものです。中耳炎は耳の中にあって写真が取れませんが、その延長上にある耳の見える部分にできた炎症が治療によってなくなってきれいになった治療過程を参考に掲載します。







 

このように細胞が新しくなれば炎症から開放されるように中耳炎からも開放されます。

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