2013年11月29日金曜日

腕、肘の内側のアトピー

腕、肘の内側のアトピー

人は表面にアトピーがひどく出ていれば不安に思います。
アトピーによってかきむしり、血が出て、かゆくて眠れないのを
見守る母親もとてもつらい思いをします。
なんとかしてこの苦しみから抜け出して
かかないように
そして、眠れるようにするために手を尽くします。

もちろん、
かゆみを抑え、眠れることも重要ですが
もう少し深く考えることが必要です。
今、そのことを解決しようとはするのですが
見えるものではなく、そういう一時的な治療を続けて行った結果
将来どのような結果になるかなどは考えていません。

昔の人は何事も深く考えました。
そして、いろいろな困難を乗り越えてきました。
現代人は頭の回転は速いかもしれませんが
心も頭のように早く動いてしまい、深く考える方法を知りません。

一日に頭に思い浮かぶ考えの数は数万だといいます。
このたくさんの考えをコントロールできるのが心です。
心が考えを支配し考えを整理します。

アトピーという問題にぶつかったとき
他の人は何と言っているか、どういう治療をしているか
それを探しても結果が見つからなければ
簡単にあきらめたり
極端な行動に出る人もいます。

病気が生じた過程があるように
治療する過程もあるのです。
それを知らないだけです。

今日は肘の内側にできたアトピーが
どのように治療していったのかご紹介します。
全身に広がる前に、早期に治療することで
治療期間も短くなります。


しかし、早期に解決できず、保湿を続けていけば、
そのアトピーがはがれるのではなく
中にしみこんでいきます。


さらに塗り薬によって保湿を続けると、アトピーの毒がたまっていくことになります。



このようにひどくなり
肘の内側にアトピーがたくさんたまれば
ひび割れして、汁や地がにじみます。
もう、これ以上軟膏や強度のステロイドを塗っても
解決できない状態にまできました。
これは治療過程ではなく
かゆみと、かゆくて血が出ること、かゆさで眠れないこと、
それらを一時的に解決するために保湿した結果です。

それは、良くなったり悪くなったりを繰り返し
徐々にひどくなる方向へ進みます。

その方向ではなく
根本治療をし、そのアトピーの原因をなくす方向はまた別にあります。
保湿するのではなくそれとは反対に
中から新しい皮膚がでるようにし、アトピーの含んだ皮膚を
一枚一枚はがしていく治療法のことです。
その治療法によって、皮膚生成の漢方を飲みながら治療すると
下のような過程で治っていきます。


上の写真が最初に来院した当時の状態です。



治療を続けて行くと
しっとりした感じはなく、見た目は乾燥しているように見えても
皮膚のトーンは明るくなります。


表面にあったアトピーをはがしていけば
徐々に皮膚が明るくなります。



最終的にアトピーの原因となっていた毒がすべてはがれて
本来のきれいな肌に戻ります。
これが私の治療方法です。

一時的に表面に出ないようにする方法ではなく
根本治療をします。

どの方向を選ぶかは
本人次第ですが
まだ、この治療をご存じない方が多いので
アトピーで苦しんでいる多くの方に
知っていただきたく、ブログを通してご紹介しています。

ウナ韓方(漢方)医院・ファン院長
日本語ホームページ
http://www.unhwamedi.com/jp/

(日本にお住まいで治療をご希望の方は、メールでお問い合わせください。
日本内にこの治療を行っている病院はございません。
海外にお住まいの方々は、来院の代わりにメールで患部の写真を送っていただいております。
年齢や状況など詳しい相談をメールで行った後、漢方薬を配送する形となります。
メールアドレス:
unhwamedi@naver.com)


2013年11月26日火曜日

アトピーに保湿が有効なのか

なぜ、かさかさすると薬を塗るのでしょう。
アトピーには保湿が有効なのでしょうか。

私の治療法の一番基本となっているものが何も塗らないことです。
しかし、多くのアトピー患者さんは今まで塗ってきたために
かさかさ=クリームを塗る、ということが常識となっているため
患部にこれを塗ってくださいと皮膚科で言われれば
誰も抵抗を感じることなくまじめに塗るのですが
「何も塗らないでください」と私が言うと
それが理解できない方が時々います。

しかし、
一度冷静に考えてみてください。
なぜ保湿をするのでしょう。

本当にクリームや軟膏などを塗ると、アトピーが解決するのでしょうか。
誰か、そのように保湿をしたことでアトピーが完治しましたか?

一時的にそのような薬を用いたのなら理解できます。
たとえば、睡眠薬もそうです。
眠れないことで正常な生活ができないために
薬で眠って昼間活動するのはある意味有効な使い方です。
ところが、それを長期にわたって飲み続けるのなら問題になりますので
一時的に用いることはあったとしても
健康な体で健康な生活を取り戻すために
睡眠薬でなく他の方法を探さなければなりません。

アトピーも同じです。
アトピーローションを一時的に塗るのならよいでしょう。
しかし、それではアトピーを治すことはできませんので
病気を治すにはどうしたらいいのか
根本治療へ目を向けなければなりません。

一生塗っても治らないものを塗っているのは
病気の治療をあきらめた人だと私は思います。


保湿し続けると、このように皮膚の色が黒ずみます。
一時的に良くなるからといって、それを続けても、
最終的には良い結果は得られないということをはっきり知るべきです。

保湿や管理で、かゆみが一時的に和らぎ
一時的に、見た目が改善し
一時的には外出するのにも役に立つでしょう。

今の目の前ではなく
これをずっと続けた場合の将来に目を向けてください。
方向を今ではなく将来に変えれば
新しい道が見え
その道を進んでいけます。

一生、軟膏やローションを塗って一時しのぎを続けるつもりですか。
勇気を出して、今までの方向から未来へ希望のある方向に転換すれば
あとはアトピーから開放されるのも時間の問題です。

2013年11月25日月曜日

乾癬(かんせん)治療

足の乾癬(かんせん)治療

乾癬は赤い湿疹の上にかさかさした薄皮ができて
はがれていく病気です。
乾癬は特定部位にできると言われています。
しかし、ひどくなれば場所を選ばず体中に出てきます。

私の経験ではむしろ、肘や膝にできるのではなく、
自分の体の中で弱い部分にできる、というのが正しいと考えます。

乾癬ははじめは少ししかありませんが徐々にひどくなるといいます。
そうして全身に広がり、その上に厚くうろこのようなものができます。
ひどい人は本当に目を覆いたくなるほどひどいです。
ですから本人や家族はどんなにつらいでしょうか。

治療するお金がなくて、
ソウルの有名な大学病院に行くには高すぎて
このように進行してしまったわけではありません。
乾癬を「治療する方法」がないからです。



ある方が来院しました。
足のあちこちと体に乾癬ができて、顔は本当に悩みでいっぱいでした。
ある一ヶ所にひどく発病する人もいますが、普通はこのように
全身に広がってしまいます。

どのような病気も同じことですが
乾癬やアトピーも初期に、ひどくなる前になくすことができれば一番です。

いろいろな意見があるとは思いますが
大部分、乾燥しているからだといって保湿をし
かかないように保湿をするように勧めます。

私の考えは違います。
そのはがれ落ちようとしている皮膚は、すでに汚染された皮膚なのでそのままにして
中から新しく健康な皮膚を生成させ、それが表面に押し上げられると
そのかさかさした皮膚は剥がれ落ちます。

これはとても単純な考え方です。
健康な皮膚を生成させる方法がわからなかったため苦労してきましたが
それさえできれば、表面の汚染した皮膚は捨てて新しいものに換えれば
乾癬はきれいに治療できます。

問題は理論は簡単でも
そのようにする治療法が今までなかったということです。

それでは、乾癬の患者さんが
実際にどのように完治したのか
その過程を写真でお見せします。

まず、守るべきことは、「何も塗らない」ことです。
そして中から新しい皮膚が作られるように助ける漢方薬(顆粒状)を服用します。



治療を始めると、角質が出てきて、今まで何もなかった所にも
できたりもしますが、それが徐々にはがれていきます。

これは乾燥している状態ではなく、中から必要のない皮膚を押し上げているので
保湿をせずに早くはがれるように放っておきます。

そのような過程を何度か繰り返すと
徐々に赤みを帯びた乾癬はなくなっていきます。




このようにきれいになりました。
正確にわかれば複雑ではありません。
従来のほかの治療法もあるかもしれませんが、
このように中から治療をして、乾癬がきれいに完治する方法もあるのです。




2013年11月21日木曜日

腰、背中アトピー(言葉ではなく写真で治療過程を)


「ひりひりしてシャワーもできませんでした。」

アトピー専門の漢方医としてアトピー性皮膚炎のを治療しながら、
本当にアトピーで苦労されている方が多いということを感じます。

お金がないから治療できずに苦労してきたのではなく
アトピーの根本治療をする治療法に今まで出会えなかったため
みなさん苦労してきました。

背中と腰の部分にアトピーがひどく
成人になっても苦労してきたある人が治っていく過程を
今日はご紹介します。

科学的な理論が重要なのではなく
一人のアトピー患者さんが正常な状態になるまでの資料を
言葉ではなく写真でお見せします。






成人の重症アトピーで苦労している方が来院されました。
かゆさを抑えるために、シャワーをよくしようと思っても
背中がひび割れているために、水でシャワーをしても
熱い油をかけているような痛みがあり
シャワーをするのがとても嫌で怖かったといいます。

私は治療を始める前に注意事項として
「もう何も塗らないでください。」
「中から皮膚が作られて押し上げるその過程を妨害する食品である
冷たいものと鶏肉は控えて、酒、たばこ、コーヒーもいけません。」
と伝えました。

私が直接患部を触って、そのアトピーを剥がすわけでもなく
何か塗ってあげるわけでもなく、
ただ、私の処方する薬を飲みさえすれば、自然と新しい皮膚が生成され
アトピーははがれていきます。
そのはがれる過程を何度か繰り返すと、きれいな肌になるのです。











アトピーにならないように、その原因となる食べ物を避けているより
アトピーの原因となる毒を押し出す力を与えて、自由に生きる方が幸せです。

アトピーは表面の炎症を一時しのぎの方法で抑えても治りません。
アトピー治療の考え方を転換する時期に来ているのではないでしょうか。

2013年11月18日月曜日

うちの子が良くなりました!

腕、手首のアトピー「うちの子が良くなりました!」

二人の息子さんがいますが
下の子のアトピーがとてもひどく出ました。

全身がアトピーになり特に顔と腕と足にひどく出て
血や透明な汁がにじみ出る度に
包帯で巻いていました。

そしてこの家ではお母さんよりお父さんが世話好きで
お父さんがその子のアトピーの面倒をみていました。

昼間は働いて
家に帰れると夜中にかゆいかゆいと言うので
横で寝ながら掻いてあげていたために
いつも寝不足でした。

そうしてある人の紹介で当院に来られ、
アトピーを治すために治療を始めたのですが、
新たな戦争が始まります。
新しい治療方法との心の葛藤です。

以前は、塗り薬を塗り、夜中にかゆくて眠れないときには
ローションなど何かを塗ってあげていたのですが、
治療開始とともに何も塗れなくなり
(当院の治療の基本ルールは何も塗らないことです)
かきむしって血が出ても何か処置をすることができないので
このまま放置していいのだろうかと
親の心境は複雑になります。

そのような戦争が過ぎると、巻いていた包帯をもう巻かなくてもよくなり、
かゆさも徐々に治まって、子どもが前と比べて眠るようになります。
そうして、親も一息つけるようになります。

昼間も泣いてばかりだった子が遊ぶようになり、
外に連れていってももう変な目で見られなくなり、
風邪をひいてばかりだった子が風邪もあまりひかなくなり、
皮膚のトーンが明るくなり、
ご飯もたくさん食べ、背も最近ぐんぐん伸びて

そう言ってお父さんは大喜びです。
そのように喜んでいるお父さんを見ている私も幸せです。

それでは、
今日はその子の手首の内側の部分が
どのようにきれいになったのか
時期を追って順番に写真でご紹介します。



上の2枚の写真は治療前の写真で最初に来院された時のものです。


































以上のように
治療が完了するときれいな自分の肌を取り戻せます。
アトピーの根本治療というのは
このような治療を言うのです。


ウナ漢方医院・ファン院長

asarichan55@gamil.com
アトピーに関する悩みやご相談はメールでどうぞ

2013年11月15日金曜日

小児アトピー(顔にひどく出たアトピー)

小児アトピー(顔にひどく出たアトピー)

最初の赤ちゃんを産んで、1年、2年、
初めての子育てで、本人の手に負えないような状況に出会うと
とても当惑します。

あるお母さんが赤ちゃんを連れて来たのですが
今まで皮膚科の薬やステロイドを塗ってきましたが
頬と顔にアトピーがひどく出て
本当に痛々しくかわいそうな状態でした。

このような子を持つお母さんは、
子をつれて買い物に行くのも、公園に行くのもためらいます。
みんなに一言ずつ言われることに耐えられないと言います。

薬を塗っても、少し良くなったように見えるだけで
根本的な治療にはなりませんでした。

このお母さんはもう、この方法ではなく
根本的にアトピーを治療することを望み来院しました。

もう、何も塗りません。
中から作られた皮膚が外のアトピーを押し出す治療を開始しました。









 あんなにひどかった頬がだいぶきれいになりました。








 保湿をしなくても
かえって保湿をしない方が、このようなみずみずしい肌になるのです。





このように完治すれば、治療完了です。
痛くて眠れずに泣き続け、赤ちゃんと一緒に泣いたあの
悪夢のような日は終わりました。

この小児アトピーの治療をしっかりせずに
ステロイドで抑えつけて、
あとで大人になって、就職や結婚を前に苦労している人が
どんなに多いかわかりません。

どうしたら、アトピー性皮膚炎の根本治療ができるのか。
今までの固定観念を捨てて、深く考えていただければと思います。