2013年11月4日月曜日

かゆくてたまらないアトピー


アトピーがひどい人の話を聞くと、アトピーのために最もつらいのが、かゆみだと言います。

時々襲ってくるひどいかゆみに解決方法がなく、血が出ようが傷が出ようが、とにかくかきむしるしかないと言います。そうしないとかゆみが治まらないそうです。

本人もつらいですが、血が出てもかき続ける姿を見る家族も胸が痛みます。

あるお母さんは、子供がかゆがってかいている時、「自分の心臓をかいているようだ」とそのつらさを表現しました。


かゆみを抑えるために、氷で冷やしたり、シャワーをしたりし、

寝るときにかきむしらないために、手袋をさせるのはよく聞く話ですが、手をしばって動かせないようにするとか、体全体をミイラのように包帯で巻いて、かけないようにしていたという本当にかわいそうな話も聞きました。

どこの親が子供を縛りたいでしょうか。何とかして傷を治そうと、そのような手段をとったのでしょう。

そのように、アトピーの治療方法を知らずに、今も多くの方が悩んでいると思います。


かゆみを抑えるために多くの人が行っているのが、「保湿」であり、シャワー後にオイルやローションをすぐ塗ることです。

しかし、それはアトピーを解決できません。根本治療にはなりません。

皮膚がしっとりしたら、アトピーが治るのでしょうか?そうではありません。

かゆさは、一時的に治まっても、アトピーはひどくなります。

下の写真は、背中にアトピーがひどく出て苦労した子が良くなっていく過程です。

保湿ではなく、中から治療をするとどうなるのか、ご覧ください。


 アトピーの毒が溜まる場所は、人によって異なりますが、弱い部分にでてきます。

この患者さんは、腰の部分に多く出ているため、腎臓と膀胱、腰が弱いという証拠です。

そして、皮膚のトーンが暗い場合、その毒が多いことを示しています。

 治療過程でもかゆみは伴いますが、それでも毒は徐々に取り除かれていますので皮膚は明るくなっています。

少しずつ問題の皮膚の層が薄くなり、かゆさも和らぐので、希望が見えてきます。













アトピーの症状の中でかゆみは本当につらい症状です。

治療過程の中で、そのかゆみを一時的に軽くするために、何かを塗っても意味がありません。

根本治療が必要です。

健康な人が、乾燥する季節になって、ハンドクリームを塗ることはかまいません。しかし、アトピーがある患者さんが、クリームやローションを塗るならば、それは肌を潤しているのではなく、アトピーの毒が逃げないように閉じ込めているのです。

病気を育ててしまわずに、最初からアトピー治療をして開放されれば、

このアトピーは本当に何でもない病気です。

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