2013年11月26日火曜日

アトピーに保湿が有効なのか

なぜ、かさかさすると薬を塗るのでしょう。
アトピーには保湿が有効なのでしょうか。

私の治療法の一番基本となっているものが何も塗らないことです。
しかし、多くのアトピー患者さんは今まで塗ってきたために
かさかさ=クリームを塗る、ということが常識となっているため
患部にこれを塗ってくださいと皮膚科で言われれば
誰も抵抗を感じることなくまじめに塗るのですが
「何も塗らないでください」と私が言うと
それが理解できない方が時々います。

しかし、
一度冷静に考えてみてください。
なぜ保湿をするのでしょう。

本当にクリームや軟膏などを塗ると、アトピーが解決するのでしょうか。
誰か、そのように保湿をしたことでアトピーが完治しましたか?

一時的にそのような薬を用いたのなら理解できます。
たとえば、睡眠薬もそうです。
眠れないことで正常な生活ができないために
薬で眠って昼間活動するのはある意味有効な使い方です。
ところが、それを長期にわたって飲み続けるのなら問題になりますので
一時的に用いることはあったとしても
健康な体で健康な生活を取り戻すために
睡眠薬でなく他の方法を探さなければなりません。

アトピーも同じです。
アトピーローションを一時的に塗るのならよいでしょう。
しかし、それではアトピーを治すことはできませんので
病気を治すにはどうしたらいいのか
根本治療へ目を向けなければなりません。

一生塗っても治らないものを塗っているのは
病気の治療をあきらめた人だと私は思います。


保湿し続けると、このように皮膚の色が黒ずみます。
一時的に良くなるからといって、それを続けても、
最終的には良い結果は得られないということをはっきり知るべきです。

保湿や管理で、かゆみが一時的に和らぎ
一時的に、見た目が改善し
一時的には外出するのにも役に立つでしょう。

今の目の前ではなく
これをずっと続けた場合の将来に目を向けてください。
方向を今ではなく将来に変えれば
新しい道が見え
その道を進んでいけます。

一生、軟膏やローションを塗って一時しのぎを続けるつもりですか。
勇気を出して、今までの方向から未来へ希望のある方向に転換すれば
あとはアトピーから開放されるのも時間の問題です。

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