2014年2月28日金曜日

首のアトピー治療(傷跡)


首のアトピー治療(傷跡)

アトピーを治すことが第一ですが、その傷跡が残るのではないかという心配をしている方も多いと思います。一般的にこのようなひどい炎症を起こしているアトピーは、ステロイドを塗るか注射を打つか、あるいはステロイド剤を飲んで安定させることが現実です。しかし、その反対に溜まってしまったアトピーを剥がして、健康な本来の姿に戻す方法もあります。

このような姿である子が親に連れられて来院しましたが、長い間保湿によってそれなりに安定をさせてきた子です。しかし、中では赤い毒が溜まっていて1日でも塗らないと、眠れないし正常な生活ができない状況です。

この時、

今までの方法ではアトピーが治らなかったのでこれからは方向を変えて塗ることをやめて根本治療のために挑戦をすることにしました。今日からは皮膚の下から健康な皮膚が上がってくるようにして、アトピーを剥がす漢方薬を服用するのですが、そうすると一枚一枚皮膚が剥がれるたびにアトピー毒が減っていき、結局はアトピーがなくなる治療法です。







 

どうでしょうか。このようにアトピーを剥がし落とす治療法もあるのです。一般の病院で行う方法とは違います。このような過程は現代医学では説明したことがないと思います。しかし、写真でご覧の通り結果的には治りました。

こうして完全になくなれば、アトピーから根本的に解決され、もうこれ以上アトピーの症状に悩まされることがありません。今の医学では、アトピーを治療せずアトピーの症状を抑えようとしているため根本治療にはならないのですが、この方法は症状に焦点を当てるのではなく、アトピー毒を持った細胞を取り除くことに焦点を当てています。アトピーで苦労している多くの方々が、このような方法もあることを知って、アトピーから完全に開放され幸せな人生を歩んでいただければと思い今日もこうしてブログを書いています。

 

2014年2月27日木曜日

透明な液の滲むアトピー(7) 抵抗力、抗体


透明な液の滲むアトピー(7) 抵抗力、抗体

アトピーが出た人は、初めはどうってことないさと思っていたのですが、徐々にひどくなり透明な液が滲んだり化膿すれば本当に心配になります。アトピーが長引いている人はうつ病も多く、心には傷を負い、人生を恨み絶望感でいっぱいです。またアトピーを長期間患っている人は背も伸びず痩せています。

子供の頃から抗生物質を多く使用してきた子達は、弱々しく風邪も引きやすくなります。抗生物質を多く体に取り入れてしまうと、抵抗力も弱まり炎症も横にひろがります。

お母さんたちの話を聞いてみると、風邪のためにのどがよく腫れる子が、最初はのどだけだったのが、抗生物質の治療を続けていって炎症はひどくなり鼻炎、扁桃腺炎、気管支炎、リンパ線炎、肺炎など炎症の工場になってしまったという話をよく聞きます。

抗生物質も最初にひどい時に少しだけ用いて、あとは本人の体が自ら勝てるように抗体と免疫を育ててあげれば、炎症に勝ち、健康な子に成長するのですが、炎症があるとすぐに抗生物質に頼る現在の社会の風土が私たちの子供たちの免疫力を下げているのです。

アトピーも同じことです。保湿し、抗生物質やステロイドを長期間続けてみてください。そうすればこの方法でアトピーの根本治療は難しいということが分かります。最初はステロイドを中断すれば、表面にひどくなったように見えるため、「放置」していると周囲から言われる可能性はあります。


上の子のお母さんもインターネットなどで調べてとても葛藤したそうです。ステロイドを使わないとひどくなり、でも使い続けた時の副作用も怖い。そうして、最終的には根本治療をするために私のところへ訪ねて来ました。周囲の人が「放置している」と言っても、根本治療のためにそれに耐えることに決めました。


この治療を始めると反応は全く違いました。まず透明な膿がいつも出ていたのが乾き出しました。子供が夜中に掻いても、朝起きるとその傷跡はありませんでした。アトピーの範囲は狭くなり皮膚が明るくなり、肌が徐々に回復していくのがわかりました。それがわかったので、まだアトピーはあっても心はもうアトピーから開放されていきました。以前はいっしょにつれて歩くのも恥ずかしく(人の視線が気になるので)、それであまり抱っこもできなかったと言います。


完全に治ってきれいな肌を取り戻すと、その喜びは本当に言葉では言い表せません。子供の顔を見るたびに幸せだと言います。


アトピーが治っただけではありません。ご飯もよく食べるようになりよく眠り、もうイライラすることもなく、丈夫になり、今年の冬は1度も風邪を引かなかったそうです。アトピーの根本治療を行えば体質改善にもなりとても元気で明るい子になるのです。

透明な液の滲むアトピー(6) 復元


透明な液の滲むアトピー(6) 復元

透明な液が皮膚に滲みアトピーがひどくなると、もちろん液が滲まなくなり、治ることが一番重要ですが、その傷跡も心配になります。


この患者さんはアトピーがひどくなり軟膏を塗り続けて唇がこのようになりました。抗生物質やステロイドを使用することには限界が来て、これからは再生治療で元の姿に戻すことをはじめました。


以前とは違う反応が現れはじめました。病気が剥がれ始めました。それで周囲の炎症を起こしていた細胞が徐々に明るくなりきれいになり病気の範囲が狭くなり、自分の姿に復元されつつあります。まだ下の唇に残っていますが徐々に唇のアトピーも範囲が狭まっています。

 

こうしてほとんど良くなりました。残念なことは、完治した時の最後の写真がありません。電話では何の問題もなくきれいになって元気にやっているとのことです。最初の状態と最後の写真を比べてみてください。これは塗り薬ではできない治療方法です。

ウナ韓方医院 ファン・ヒョジョン
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2014年2月26日水曜日

透明な液が滲むアトピー(5) 排出


透明な液が滲むアトピー(5) 排出

透明な膿が滲むアトピーは重度のアトピーと言われますが、膿自体が問題というよりは治療法方がないということがもっと深刻な問題です。炎症を起こし膿が出ると抗生物質、ステロイド、このようなものを塗り続け、また注射を打ったりしますが、それは病気を取り除くのではなく溜めているのです。

一定の期間は膿が滲まないかもしれませんが、もしまた出てくるのなら、そこへ同じ治療を繰り返しても根本治療にはなっていないということです。そうなると、管理をするといっても方向が病気をなくす方向ではなく、一時的に抑えているだけなので病気の原因は溜まっていくだけなのです。

病気が排出されなければ、まだ子供だとしても重度のアトピーに進む場合もあります。皮膚の色は黒ずみ、臭いがします。しかし、アトピーを排出する方法に方向を変えれば変わります。

 
 
 
 
 
 

排出する治療を始めると、初めは患部が広がったように見えます。広がったのではなく、押さえつけていた毒が上がってきただけです。ですから心配はいりません。さらに毒が取り除かれれば、徐々に傷は塞がり皮膚は明るくなりつやつやしてきます。それで全部排出されれば、正常な肌に戻ります。

押さえつけて一時的に症状を緩和する方法と、

中から毒を押し上げて排出する方法はこんなに違います。

透明な液が滲むアトピー(4) 再生


透明な液が滲むアトピー(4) 再生

皮膚から液が滲むアトピー治療は根本的に治療をしたときにその苦痛から逃れることができます。

2次感染を恐れて、抗生物質と軟膏を用いて安定をさせたとします。そうしたらとりあえず表面には見えないのでホッとしていると思いますが、しばらくするとまた出てきます。そうしたら前回のようにまた治療をして抑えて・・・これを繰り返すことになり、最後にはもうだめだと気がつき、絶望するかステロイド以外の他の方法を探すでしょう。

この患者さんも手に軟膏を塗り続け限界が来ました。もうこのように生きてはいけないと思いました。しかし、だからといって他の方法があったわけではありませんでした。この先生は本当に治してくれるかな?今回は大丈夫かな?と半信半疑で来院されました。





 

治療を始めて皮膚が再生するのを見て驚きました。人間の体にはこのようなすばらしい機能があるんだなあと。皮膚が再生して生まれ変わりました。

膿がでなくなったとしても、皮膚の色が赤みを帯びていればまだ中にアトピーはある状態ですが、完全になくなると皮膚の色が明るい色に変わります。こうしてアトピー治療は完了します。

透明な液が滲むアトピー(3) 通風


透明な液が滲むアトピー(3) 通風

透明な液が滲むアトピーは、より強いステロイドでその症状を抑えることができますが、いつまでそのように強いもので抑えることを繰り返すのでしょうか。結局はいくら強い薬を用いても、もう抑えようとしてもあふれ出るものを抑えられなくなる瞬間を迎えます。

現代の医学的概念では、もしその皮膚の異常を起こしている部位が狭いなら、そこを削り取って皮膚移植をすると思います。しかし、アトピーは患部が広範囲でその方法はできないため、より強いステロイドを塗るか注射をするしかなく、結局完治とは反対の方向へ行くことになります。

通風の重要性について調べてみようと思います。普通は、透明な液が滲む状態になると服にへばりついてしまうので包帯で巻きます。頭なら帽子をかぶると思います。しかし、そのようにすると臭いもきつくなり、その液も減るどころか多くなります。風通しが悪いと、症状が悪化します。


 

髪を短く切って、帽子をかぶらず、包帯も巻かずに風通しをよくしてあげると、ある程度時間がたてば症状がよくなります。

また子供が爪でかきむしると、2次感染を起こすと思い、患部を消毒しガーゼや包帯をぐるぐる巻きました。しかし、風通しが悪くなり症状はかえって悪化します。
 

包帯を巻かなければならない時には、きつく巻かずに、服も余裕のある服を選びます。あまり厚着をしても風通しが悪くなります。


そして、アトピーがひどいために人の視線が気になりできるだけ隠そうとします。旅行をしたり、人が多い場所ではそれでも良いですが、家では帽子も脱いで、マスクもとって、できるだけ風通しが良いようにしてください。

人に見せたくないために家にこもりがちですが、そうすると心まで弱くなります。親もうちの子がアトピーで苦労していると思うために、家にいてもそれに対してどうこう言いません。そうなると心も体も弱くなり、誰とも心の交流をせず、「風通しが悪い心」になります。

外に出ましょう。風にも当ってください。軽い運動をして心がまずアトピーに勝たなくてはなりません。そうしたら免疫力も高まり病気に勝ちます。

2014年2月25日火曜日

透明な液の滲むアトピー(2) 体力が重要


透明な液の滲むアトピー(2) 体力が重要

体力がないとアトピーはひどくなります。

アトピーはこの時代が作った文化病です。社会が発展して病気もなくなればいいのですが、おかしなことにたくさん食べて、良い家に住み、人が良いと考える良い暮らしているのに、このようなアレルギー疾患が生じてしまいました。先進国に多く、環境汚染によるものだとも言われ、今では珍しい病気ではないために国民病だとも言います。

アレルギー疾患は、環境を自然環境へ移し大気汚染の少ない地域へ移動することも重要でしょう。しかし、考え方を転換することも重要なことです。人はとりあえず目に付く部分に注目しがちですが、免疫が重要なポイントです。

薬によって表面から消えたらアトピーが治ったと考え、その病気を攻撃してやっつけることに焦点を合わせて医学は発達しています。しかし、私たちの体に生じた病気に勝つために重要なことは免疫です。体が病気に勝てなければいくら良い技術があり薬があっても意味がありません。どんな病気でもそうですが、まず免疫、そして体力が必要です。人間の体にはもともと病気に勝つ神秘的な力が備わっています。現代医学ではその神秘的な力をどうやって引き出すかについてはよく知りません。

アトピー治療も体力が重要な部分です。体力が弱まっているとアトピーがひどくなりやすく、なかなか良くなりません。

保湿や塗り薬、抗生物質やステロイドが、免疫を低下させる可能性があります。一時的に用いるのは状況に応じて必要なことですが、長期的な使用は注意が必要です。長期的に使用してきた患者さんに共通して言えることは、薬を飲んだり塗った時には表面は落ち着いたように見えますが、その薬の効果が切れるとまた出てくることを繰り返し、皮膚のトーンは黒ずんでいます。そして体力も弱まっています。

その方法でも量を減らしていき徐々に根本治療に入るのならいいのですが、逆に年を重ねるごとに量は多くなり薬の強さも強くしていかなければならないため、それはアトピーの根本治療とは方向が違うと私は考えます。

アトピーができると食べてはいけないものが増えます。食べてはいけないというよりは、あるものを食べると痒さが増すために自らこの食品は避けようと思います。制限する食品が多いと、体重も減りますし、また夜に痒さでぐっすり眠れないために疲労がたまって元気がなくなることもよくあることです。

そうなるとアトピーがひどくなりますので、アトピー治療しようとすることの前に、体力を回復させなければなりません。アトピーでやせている子はご飯をたくさん食べてまず体重を増やさなければなりません。体力が回復すれば、アトピー治療を始めても早く治療が進みます。

体力回復には食べることが一番ですが、肥満の人はこれに該当しません。体重が平均よりも少ない場合は、たくさん食べて体力をつけてください。食べ物も温かいものをお勧めします。とても弱っている場合は栄養剤の点滴を打ってもらうのも1つの方法かもしれません。

アトピーに勝つには体力が必要であり、その体力の維持のためには痩せすぎは禁物です。アトピーの症状の中で皮膚に透明な汁がにじむ状態になっていれば、免疫力がかなり低下しています。冷たいものは避け、温かいものを食べて体力を回復させてください。

透明な液が滲むアトピー(1)


透明な液が滲むアトピー(1)

アトピーでつらいことの1つに透明な液が滲むことと、かさぶたがあります。アトピーが初めにできたときには、赤ちゃんの胎熱のように少ししかありません。そうして徐々に軟膏を塗り続けたり、時間が長引くと重症のアトピーとなって透明な汁が滲んだりかさぶたができます。こうなると本人も周囲の人もとてもつらい思いをすることになります。臭いもきつくなります。周囲の人と徐々に壁ができます。それでは、この汁について詳しく調べてみましょう。

医学は変化します。化学も変化します。ですから、今正しいと信じている医学や化学が今後も正しいと認められるかは未知数です。私はこの汁についての考えと治療方法について説明したいと思います。

汁が滲んでいるという状態は、アトピーが多く溜まっているか、その性質が強い場合で、重症アトピーです。

透明な膿、汁が滲んでいる場合は、炎症を起こしているわけで抗生物質が思い浮かびます。2次感染のために現代医学ではこのように治療を進めます。しかし、よく観察し考えてみると別なことがわかります。小さい子が炎症を起こしている場合は、皮膚が弱くて傷がよくふさがらない場合です。主に顔や首、くびれる部分に多く出ます。そして遺伝的に強いアトピーを受けて生まれた場合もそうなります。

このように赤ちゃんの頭部に汁が滲んでいるのは遺伝的に濃縮されたアトピーを持って生まれたことがわかります。



背中にひび割れて汁が滲んでいますが、それが問題であるというよりも、皮膚の色が薄黒い状態であることが問題で多くのアトピー毒を持っていることがわかります。



顔にこのように汁が出ているのは、アトピーを抑えようと薬を塗ってきて、それがもう押さえきれなくなり飽和状態になっている状態です。

反対に成人の場合は、多くの薬を使用してきましたが治療とならず、長期間その毒が蓄積されもう限界となった場合に汁がでます。この場合ももう中に抑えきれなくなり飽和状態となっています。ですから、汁が滲んでいるということはアトピーの度合いがひどく、重症の重度のアトピーであると言えます。

ソウル ウナ韓方医院 院長 ファン・ヒョジョン
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*当院の治療は、①顆粒の漢方薬の服用②いくつかの注意事項を守ることです。
日本など海外にお住まいで来院が難しい場合、メールにて患部の写真を毎月送付いただき治療を進めています。お気軽にお問い合わせください。(
unhwamedi@naver.com)

2014年2月24日月曜日

くるぶしのアトピー


くるぶしのアトピー

「アトピーが怖いです」

アトピーは怖いといいます。アトピーを患うと病院に通って治療をしてはいますが、どんどんひどくなり治らない病気だということに自ら気付くためです。長い間アトピーで苦労すると、治そうという思いもなくなり、ただこのアトピーと一生付き合って、自分がこれに適応していくしかないと思いながら生きていくのが現状です。

ある人は「神罰だ」と表現する人もいます。自然を破壊しながら人間中心の環境で生活しているために、自然に逆らい汚染させ、その結果として来た環境病、文化病、先進国病なので、この病気は「神罰」だと言っていました。

とにかく、現在のアトピー治療の方向は、アトピーの根本治療には力不足であることは明らかです。これからはアトピー治療の方向を変えなければなりません。現在の方法は今まで数十年やってきて失敗した方法です。もしこの現在の方法を子供の時からずっと続けたら、その結果はもう見えているわけです。

アトピーは覆い隠すのではなく、剥がさなければなりません。排出させ取り除かなければならないのです。


上のように健康な皮膚を中から作って押し上げアトピーを剥がし落とせば、状況はがらりと変わります。もちろんこの治療中には外部に何も塗ってはいけません。漢方薬によって中の毒を一枚一枚自然と剥がし落とせば徐々にアトピーは減っていきます。アトピーの量が少ない場合は粉のように落ちて行きます。





こうして最後まで落ちればきれいになって自分の本来の健康なきれいな姿に回復します。もともと人間の皮膚は若い人は28日周期で、年をとればそのサイクルは長引きますが、いずれにしても一定の周期で剥がれています。その力を強めると同時に毒を持った細胞を剥がし落とす漢方を処方しますが、それが私のノウハウです。

アトピーは中から生じた病気ですので、中を治療しなければ根本治療にはなりません。外部からの塗り薬は限界があります。しかし、中から治療をすればアトピーは完治します。

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腕のアトピー


腕のアトピー

アトピーのためにつらい思いをしている人たちの心の中には不安がいっぱいです。今までの治療方法でアトピーが治らなかったとしても、だからといって他の新しい方法を試してみることには不安があります。

アトピー疾患では、良くなったり悪くなったりを繰り返すことが多くあります。そして、新しい治療を始めた時に、かえって症状がひどくなる「好転現象」を皆さん恐れます。今の状態よりもひどくなると、一生このままだったらどうしようとか、悪化しているのではないかと不安になります。自分でもそう思っているのに、周囲の人からも「ちゃんと管理してるの?変なことやめて病院で薬もらったほうがいい。かえって悪くなってるんじゃないの?」そんなことを言われ、結局今までどおりの保湿中心の一時しのぎへ戻ってしまうこともあるでしょう。

アトピー=乾燥している=保湿が重要

このように考えているのが一般的で、保湿をしないとなると「放置している」と思われます。また、最近の学者たちの研究発表でアトピーにステロイドを用いて管理することがステロイドを用いないよりもより良いという発表しているのを私も見ました。

しかし、それはアトピーをなくす方向ではなく、生活に支障がないように一時的に安定させる方法だと私は考えます。アトピーをなくすには、そして根本的にアトピーから開放されるためには、保湿をしたりステロイドを塗ることでは解決しないということは、やってみたことがある人は気がついています。

アトピーをどうやって治すかということに焦点を置かず、アトピーは治らない、不治の病だということを前提に治療をしようとするために、保湿という方法から抜け出そうとしません。私が他の方の治療法に何か文句をつけようとしているのではありません。みなアトピー治療のために努力をしている方たちだと思います。

しかし、アトピー治療の将来を考えた場合、アトピーを完治する方向で研究しなければなりません。してもしても終わりがない方法は多くの問題がある方法です。





 一人の人が上のような腕の状態で来院しました。腕に特にアトピーがひどく本人なりに治療はしてきたのですが痒みもひどく改善しないためこちらへ来院されました。痒ければ塗り、また塗りを繰り返したのですが、一向に治まらず、良くないと分かっていながらも強い薬を塗り続けていたため、不安はますますつのるばかりでした。

「どんどんひどくなっていくんじゃないか」

「一生このままだったらどうしよう」

アトピーは外部から虫に刺されたとか、転んで傷を負ったのではありません。外傷であれば塗り薬や消毒でいいでしょう。しかし、同じように「痒い」といっても、アトピーの痒さは外からのものではなく中に毒が溜まってしまって起きる病気なのです。ですから、中からこの病気を解決できなければ、表面だけを治療することになり、根本治療は難しくなります。

それで私は中から毒を押し上げて外部に排出する方法で治療を行います。漢方薬によって中に溜まった毒を皮膚の外に押し上げて剥がせば、アトピーが一枚一枚剥がれ落ちていきます。この治療法は保湿の方向(外から中へ)とは反対の方向(中から外へ)です。

 アトピーになったら体に害のない保湿クリームをまず塗ってみます。それで治まればそれにこしたことはありません。しかし、それで解決せず、かえって徐々に痒みや症状がひどくなって、良くなったり悪くなったり繰り返しをするとか、より強いステロイドを塗ることになったのなら、そこで一度立ち止まって考えてください。

この方法を一生続けるのか、それとも方向を変えて根本治療に切り替えるのかをです。私の治療法は全く何も塗らず、飲み薬で皮膚再生能力を高め、免疫力を高めて毒を剥がす方法です。この方法には副作用もなく、アトピーも解決し、治療が完了した後とても元気になります。(かぜを引きにくくなった、背が伸びた、やせ細っていた子が丸々してきたなど)体が元気になるだけでなく、今まで人の視線でつらい思いをしてきたと思いますが、そこからも開放され精神的にも元気で健康になります。こうなったときアトピーが治ったと言えます。

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2014年2月23日日曜日

成人アトピー治療(背中のアトピー)


成人アトピー治療(背中のアトピー)

成人アトピーの場合は、アトピーを患った期間が長いため、その間、蓄積されてしまった毒が多くそれを剥がすのに苦労します。

掃除をせずに汚れがたまった床を元通りにするには労力が必要なように、体に長期間溜めてしまった毒をすべて剥がし落とすには多くの時間も必要で、乗り越える壁もあります。

しかし、1つ良い点があるとすれば、「成人アトピーは治らない」という固定観念を抜け出せば、成人アトピーだと言っても治療することができるということです。まず成人アトピーは子供と違って、社会生活をしなければならないため、とりあえず顔や首や手などに出ているアトピーを隠さなければならず、強いステロイドなどの薬を長期間使用してきました。いくら塗っても改善しないため、根本治療をするためにやってきた成人アトピーの患者さんの治療過程をお見せします。











この治療過程はとても単純です。かゆいからといって、表面に見えるのがいやだと言って、保湿を続ければ徐々に病気が溜まって行きます。しかし反対に剥がせば中にたまっていたアトピーが出てきて、正常な皮膚になるのです。

残念ながら、現在のアトピー治療は保湿中心であるためアトピーを解決するというよりも、症状の改善や緩和にだけ偏っている傾向があります。

アトピーを剥がせばアトピーが根本治療され開放されます。いくら成人アトピーでも一枚一枚剥がれるようにすれば、アトピーは徐々に減っていき最終的にはなくなります。