2014年2月11日火曜日

足のアトピー、不安との闘い


足のアトピー

3歳ぐらいの男の子を持つお母さんがアトピー治療のために来院しました。子供に保湿をしてきましたが、アトピーが徐々に酷くなったので、このままでは駄目だと思い、根本治療について考えていたところ、ある人の紹介でやってきたと言いました。
保湿を続けてはいけない理由とどのようなことを注意しなければならないのか詳しい説明をした後、アトピー治療を開始しました。数日後に電話で相談を受けたのですが、子供が痒くて夜眠れないのに、このような方法でアトピーを剥がすというのが正しい方法なのかと言いました。

「アトピーが中に溜まっている状態なので、保湿をやめると中からアトピーが出てきます。
そして、漢方薬によってその押し出す力をさらに強めているので、薬を1ヶ月ほど飲めば、中のアトピーがどっと出てきますが、それがピークとなってそれが剥がれると、アトピーの症状が軽くなります
一度そのピークを超えると楽になります。掻くことが良いことだとは言えませんが、中から皮膚が上がってきている状態なので、掻いてもその傷が中に入っていくのではなく、その傷は外に押し上げられるため、掻いたとしても大きな問題になりません。
しばらくの間は、夜眠れなかったら、昼間寝かせてください。痒みも今は酷くても、一枚一枚剥がれていけば、徐々に楽になります。
そして完全にアトピーがなくなれば痒みも一切なくなります。そのように根本治療をすることが本当のアトピー治療になります。
今は大変だと思いますが、これがずっと続くのではないでがんばってください。小さいときに治しておかないと、学校に上がり大きくなればもっと治療が難しくなるだけでなく子供の精神的な部分にも大きな打撃を与えます。」

そう説明したのですが、また数日後には電話がありました。また詳しく説明してあげました。次に来院したときには、「こんな治療法を選んで子供に苦労をさせていることを後悔している」と言いました。そして今までその子の状態がどのように変化しているのか写真を撮って説明し、もっと酷かった子もよくなっていることを写真を通して説明しました。そうするとようやく安心して帰って行きました。
治療において最も重要ですが難しい部分がこの部分です。患者本人や親の心を導くことです。最初に症状がひどくなっていくことに耐えられず、「本当にこの治療を選んで良かったのだろうか。」そんな不安を多くの人が感じます。周囲のほとんどの人がアトピーは保湿だと考えているために、周囲の声も大きな要因となります。

揺れ動く不安な心、恐れ…。これは、この子のアトピーはこの治療を続ければいずれ治るという「確信」が生まれるまで続きます。しかし、治ります。アトピーは不治の病ではなく、治る病気です。





保湿ではなく、皮膚生成能力を高めてアトピー毒を剥がすこの治療法によって、きれいな肌を取り戻すことができます。誰が見ても「本当によくなった」と分かるようになります。アトピーが治らないのではなく、治す方法がわからなかっただけなのです。アトピーは治ります。

ウナ韓方医院 ファン・ヒョジョン
www.unhwamedi.com

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