2014年2月27日木曜日

透明な液の滲むアトピー(7) 抵抗力、抗体


透明な液の滲むアトピー(7) 抵抗力、抗体

アトピーが出た人は、初めはどうってことないさと思っていたのですが、徐々にひどくなり透明な液が滲んだり化膿すれば本当に心配になります。アトピーが長引いている人はうつ病も多く、心には傷を負い、人生を恨み絶望感でいっぱいです。またアトピーを長期間患っている人は背も伸びず痩せています。

子供の頃から抗生物質を多く使用してきた子達は、弱々しく風邪も引きやすくなります。抗生物質を多く体に取り入れてしまうと、抵抗力も弱まり炎症も横にひろがります。

お母さんたちの話を聞いてみると、風邪のためにのどがよく腫れる子が、最初はのどだけだったのが、抗生物質の治療を続けていって炎症はひどくなり鼻炎、扁桃腺炎、気管支炎、リンパ線炎、肺炎など炎症の工場になってしまったという話をよく聞きます。

抗生物質も最初にひどい時に少しだけ用いて、あとは本人の体が自ら勝てるように抗体と免疫を育ててあげれば、炎症に勝ち、健康な子に成長するのですが、炎症があるとすぐに抗生物質に頼る現在の社会の風土が私たちの子供たちの免疫力を下げているのです。

アトピーも同じことです。保湿し、抗生物質やステロイドを長期間続けてみてください。そうすればこの方法でアトピーの根本治療は難しいということが分かります。最初はステロイドを中断すれば、表面にひどくなったように見えるため、「放置」していると周囲から言われる可能性はあります。


上の子のお母さんもインターネットなどで調べてとても葛藤したそうです。ステロイドを使わないとひどくなり、でも使い続けた時の副作用も怖い。そうして、最終的には根本治療をするために私のところへ訪ねて来ました。周囲の人が「放置している」と言っても、根本治療のためにそれに耐えることに決めました。


この治療を始めると反応は全く違いました。まず透明な膿がいつも出ていたのが乾き出しました。子供が夜中に掻いても、朝起きるとその傷跡はありませんでした。アトピーの範囲は狭くなり皮膚が明るくなり、肌が徐々に回復していくのがわかりました。それがわかったので、まだアトピーはあっても心はもうアトピーから開放されていきました。以前はいっしょにつれて歩くのも恥ずかしく(人の視線が気になるので)、それであまり抱っこもできなかったと言います。


完全に治ってきれいな肌を取り戻すと、その喜びは本当に言葉では言い表せません。子供の顔を見るたびに幸せだと言います。


アトピーが治っただけではありません。ご飯もよく食べるようになりよく眠り、もうイライラすることもなく、丈夫になり、今年の冬は1度も風邪を引かなかったそうです。アトピーの根本治療を行えば体質改善にもなりとても元気で明るい子になるのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿