2014年2月19日水曜日

乳幼児のアトピー治療法


乳幼児のアトピー治療法

最近、アトピーの子とその母親が自ら命を絶つという悲しいニュースがありました。それを聞き、とても胸が痛みました。まだ子供は小さく治す道はあるのに、もう道はないと考え極端な方法を選んでしまったようです。

アトピーを保湿や管理で治そうとすれば、これはゴールのないレースだということにいずれ気がつきます。いつまでこのような心の葛藤を続けなければならないのかと思えばもどかしく絶望的になる時が1、2度ではありません。子供が夜中ずっと眠れずに苦しんでいれば本人もつらいですが、隣にいるお母さんも耐え切れない苦痛を味わいます。

どんな病気でもその病気が問題なのではなく、希望がないことが問題です。アトピーになってもその病気が治ることがわかっていれば、それは大きな問題にはなりません。しかし、いくらやっても徐々に酷くなり希望がないのなら結局は絶望しかありません。

現在の方法はこのように最終的に人を絶望させる方法です。子供のとき始まったアトピーが成人になって治るどころかひどくなり、本人の未来がなくなり、家族も未来を見失うとても深刻な現実に処する状況です。

アトピーはなくさなければなりません。アトピーは剥がさなければなりません。アトピーは溜めずに除去しなければなりません。一時的にアトピーを安定させ維持しようとする方法は治療方法ではなく補助的な概念です。

歯が虫歯になって痛いとき、痛み止めをずっと飲んで歯の治療をしなかったら、痛みは感じないとしても歯はもっと深刻な状態になってしまうように、アトピーに保湿をして根本治療を行わないのなら、冒頭のお母さんのような切羽詰った状況に立たされることになるのです。

あるお母さんが診療にやってきました。いくらいい薬を使ってももう治まらずに薬が効かないといって子供を連れて来ました。他の場所にも出ていますが、今日は背中の治療過程をご紹介しようと思います。

軟膏やステロイドもある程度は効力がありますが、一定の時期を過ぎればそれは治まらなくなり膿が滲み出します。そこまで行けば、いくら子供だといってもその子は重症のアトピーです。普通は、そうなった場合さらに強い塗り薬が処方されます。より熱心により強いステロイドで保湿する?このような努力は意味がありません。それではアトピーは解決しないというのが私の考えです。

この子にもう保湿はしないように説明し、中から新しい健康な皮膚が上がってくるように漢方薬を用いました。そうしてアトピーを剥がし落とせば、まるで脱皮をするかのように、アトピーが一枚一枚はがれていって、徐々に自分の色を取り戻していき、最後にはきれいになります。










正常な子供の皮膚になれば、膿がにじんだり、角質が出たりもしません。皮膚に沈着している痕跡がなく明るくきれいで健康になります。アトピーを含んでいた皮膚を排出した皮膚は、一目見ても全く違います。完全に治れば、誰よりもきれいな皮膚となり、免疫も強くなり健康に成長し、もう痒さや寝不足に悩まされることもなくなります。

このようにして体に溜まったアトピーを排出し、もう自ら命を絶つような人が出ないことを心から祈ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿