あごのアトピー治療法（皮膚のトーンが重要）

あごのアトピー治療法　～アトピー治療にはトーンが重要

成人アトピーといえば、慢性化していることをまず思い浮かべます。病気が長引き、保湿も長期間行い、合併症が多く、膿が出ている状態を連想させる言葉です。

成人になった時、生じたら成人アトピーと言いますが、アトピーが慢性化したときに、成人アトピーという言葉を使う傾向があります。

人がアトピーが良くなったと言った時に、膿が出ていたのが出なくなり、ひび割れていたのがふさがり、安定した状態になることを言うのですが、それは正確な表現をすれば良くなったとは言えません。

良くなったというのは、アトピーがかなり除去された時に使うのが妥当だと思います。

症状は緩和していますが、皮膚のトーンが暗くなっているとしたら、それは実際は悪化しているのです。反対に症状はよりひどく見え、皮膚が剥がれ、血がにじんでいるとしても、皮膚のトーンが明るくなっているとしたら、徐々にアトピーが除去されているために、実際はアトピーが徐々に治っている過程です。

アトピー治療において、トーンがどれくらい明るいかによってアトピーがひどいのか、軽いのかを判断することができます。したがって、アトピー治療において、最も重要なことはトーンであり色なのです。

ある子が、あごにアトピーがひどく出て来院しました。背中と体にも出ていますが、あごには膿もにじんでひび割れていました。このような状態では一般の病院では抗生物質を用いますが、このお母さんは、もう抗生物質でもアトピーが安定しないために、より強い抗生物質を処方されるのが不安で、アトピーを根本的に治療したいためこの子を連れて私の所へやってきました。

詳しい説明と共に、もう塗り薬も保湿もしないで新しい皮膚が生成される漢方薬を服用することにしました。その治療経過をご紹介します。

アトピーがなくなるときれいになります。トーンも明るくなります。もう掻きません。もうひび割れもしません。皮膚が正常に戻りました。

こうなったときに、アトピーが治ったと言えます。

ソウル　ウナ韓方医院　ファン・ヒョジョン

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