2013年9月29日日曜日

アトピーに良い食品(2) ホヤ

漢方で
一番良い食品は何かと言われたら
少し専門的な言い方ですが
甘平が一番だと答えます。
食品には5つの味(酸、甘、辛、苦、塩)があり
性質として5つの気(寒、暖、平、涼、熱)
その2つを合わせて気味といいます。
すべての食べ物や植物には「気味」があります。
しかし、しょっぱ過ぎて甘過ぎて辛すぎるのも良くないし
冷たすぎたり熱すぎるのも良くありません。
時にはそういうものも必要ですが
何よりも良いのはその中間である
「甘平」に該当する食品が一番です。
朝早く起きて井戸へ行き
最初に水を汲み一口飲むと
水が甘く感じます
この水は「甘露水」です。
すべての果物も
最初は酸っぱいですが後で熟して甘くなります。
そうすると私たちの体に栄養となります。
その中でも私が今日紹介したいのはホヤです。
私は子どもの頃、島で暮らしていました。
そしてお兄さんたちと一緒に
釣りをしたり、ホヤを取りにも行きました。
水中眼鏡をつけてもぐると
絶壁のような場所の水の中に
ホヤがびっしりくっついています。
小さなナイフを持って大きく息を吸って
もぐってホヤを岩から取り
なかなか取れない大物は
もう一度息継ぎをしてからもぐって
そうして何度も水の中でもぐったり出たりを繰り返しながら
籠がいっぱいになると家に帰って
ホヤをたくさん食べた覚えがあります。
ホヤは苦いです
それで食欲がない時に食べると食欲が出て
疲れが取れます
刺身やあえ物にもいいですが
ビビンバにしたり、塩辛にして食べることもあります。
ホヤの表面のからは普通赤いのですが
トンへの海辺を旅行中に大きくて黒いものを見たことがあります。
それで珍しいのでいくつか買って食べたのですが
苦味もしましたが甘い味がしました。
一日中その甘い味が口に残っていました。
不思議でした。
これが漢方でいう「甘平」という味でした
たぶん、これは完全に塾した果物のように
完全に熟した(?)ホヤなのだと思います。
このような味は
誰にでも合うよい食品です。
子どもたちはあまり食べたがりませんが
少し大きくなれば食べられます。
アトピーの患者さんで
もし、トンへ(日本海)に旅行に行く時があれば
この黒いホヤを一度食べてみてください。









2013年9月16日月曜日

アトピーにいい食品、避けるべき食品(1)


アトピーの症状がひどい子が来院した時に
お母さんが細かく聞く質問があります。

避けるべき食事についてです。

子どもは食べたがり、
親は食べないようにし...

特定の食べ物で
アレルギー反応を起こす子の場合
つらいのがかゆみです。

子どもがかくので
自然と親はかかないようにし
特にかゆくなりやすい食事は
避けるようになります。

しかし、
フライドチキンやアイスクリーム、
ハンバーガーやお菓子など
子どもが大好きなものばかりです。

1)現代の食事

良い物としては
誰でも知っている有機農食品があります。

科学的に言えば
アレルギー検査をして
アレルギー反応が強くでるものは
避けなければなりません。

しかし有機農食品は大部分良いものです。
以前は、有機農食品の衛生状態が良くはありませんでした。
畑で人糞などを肥料にしていたので
大腸菌が多かった時がありました。

最近では有機農での栽培が改善され
健康に気を配る多くの人が利用しています。

健康のために野菜ばかりを摂る人もいますが
野菜を選ぶ時、苦いものも摂るようにしてください。

同じ菜っ葉の野菜でも
苦いものと甘い物がありますが
自然で強く育った物は苦い味がします。
その強い大地のエネルギーが
アトピーに勝つ免疫を高めます。

そして
甘い物、辛い物をたくさん食べさせずに
酸っぱい物を食べさせてください。

それから肉も時々は食べなくてはなりません。
アトピーに勝つ重要な要素は体力です。

最近の子は太り過ぎで問題ですが
弱く、アトピーが長引いて体重があまり増えない子は
適度に体重を増やす必要があります。

鶏肉は毛穴を閉めて
毒を外に排出させるのに妨げになるので
アトピー治療を始めた患者さんには
食べないようにお願いしています。

それ以外の肉は
特に強いアレルギー反応がなければ
食べて体力をつけてください。
食べ物を選ぶことも重要ですが
何よりも重要なのは体力です。


2)昔の食品

伝統食だからといって
みなアトピーに良いのではありません。
アトピーは免疫の低下によって生じる現代病です。
ですから免疫力を高めることが必要です。

たとえば
春には春の七草のような季節のものが
その「気」が必要なこには助けになります。

大人は貯蔵食品を好みますが
「気」が必要な免疫の弱い子には
貯蔵食品だけでは足りません。

自然の香りがたくさんする料理を
作ってあげてください。

薬剤を求めに歩いた時
田舎の市場にもよく行きました。

同じ木蓮の花でも
山で直接つんできたものと栽培したものとは
薬剤の力が違います。
山で直接つんできたものを売る人に出会い
電話番号を教えてもらえば
次からは電話で注文ができます。

アトピーの子を持つお母さんたちも
食品を選ぶときに外見だけを見ず
丈夫な体を作るために選んでください。

もうアトピー治療に疲れた、何もしたくない、
そういう人は自分の体を丈夫にして見てください。

運動をし
ご飯もしっかり食べ
心も健康にして
友だちと明るく会話をし
規則的な生活をして丈夫な体になれば
体に不思議な力が発揮されて
病気を追い出し
少なくとも現状より悪化することはないと思います。

何事にも一時しのぎの薬に頼っていては
弱い体になってしまいます。







2013年9月10日火曜日

ひざの上で育てました

アトピーが韓国で知られるようになって
10年以上経ちました。
最近はテレビで放送しても
深刻だと言っても
どうしようもないので
あまり騒がれることはありません。

しかし
病気を治療したのではなく
薬を一生懸命塗って
10年、20年経ちました。
それで
今はもうあきらめムードで
誰の言葉も信用できない状態で
ただ過ごしています。

子どもだった人が
大人になり
慢性化したアトピーになってしまいました。

この人たちのアトピーを
先祖のたたりだと
あるいは、本人のせいにして
何の解決方法もなく

「治らないんだから仕方ない」
こうやって生きて行くしかないのでしょうか。

先日あるお母さんが
アトピーのひどい子どもを連れて来院しました。
子どもの体は丈夫そうですが
足と体にアトピーがひどく
黒ずんでいました。

おかあさんも何とか治そうと
セミナーや博覧会、展示会
そして大きな病院も行ってみましたが
とくに解決できる方法は探せずに過ごしていました。

アトピーがひどいために
夜もよく泣き
お母さんも眠れず
いつも
膝の上で育てた(抱いていた)といいます。

子もだいぶ大きくなって
容易なことではなかったと思います。

アトピーがひどくて
夜眠れない日々を長い間過ごしたお母さんは
耐えて耐えて時には

「子どもを捨ててしまいたい」
「一緒に死んでしまいたい」

そういうつらい心境を打ち明ける人も少なくありません。
一人で
新米ママがこのようなアトピーの子を
一人で育てるのは大変そうでした。

私も下の子が生まれる時
妻が子どもを育てるのに苦労しているのを見ました。
とても苦しいと親も子も泣いてしまいました。
それを見て3人目はつくれないと
思ったことを覚えています。
アトピーではなくても
子育ては大変なのに
アトピーの子を抱える親は
夜中、ずっと掻いて
泣いて
血が出て...
それを毎日見ているお母さんの苦労は
想像以上のものだと思います。
このようなお母さんに
「もう少しだけ我慢してみましょう」
この言葉は意味がない言葉です。
病気が治らなくては意味がありません。
解決できないのなら
今の苦労は
これからの苦労のほんの最初の部分にしかすぎません。
しかし、
逆にアトピーを治せるのなら
苦労はしても最終的に治るのなら
今の苦労は
後に思い出話になるでしょう。
《今から5枚の写真を通して
ある子が
どのように完治して行ったのか
ご紹介します》



お婆さんと家族みんなが本当に心配して
連れてこられた子です。
顔も体も本当にひどく
見ていられませんでした。



治療中、主にお婆さんが来院されましたが
昔はこのような病気になっても
大きくなったら自然によくなったのに
最近はどうしてこうなのかわからないと
言っていました。


アトピーの原因となっていた毒を
徐々に取り除いていき
はがれ落ちると


顔も体もよくなり



最後には
お父さんとお婆さんが一緒に来て
楽しそうに話をしながら
子どもがはしゃぐ姿をみて幸せそうにしながら
何度も何度も
お礼を言って帰って行きました。

現在のアトピーは荷物です
一人の個人が背負うにはとても重い荷物です。

治ると宣伝しているところも多く
薬の種類もたくさんありますが
最終的には絶望してしまう
病気です。

これからはある個人が背負うのではなく
社会が責任を負う時期です。

そして
一度治療するにしても
その場しのぎではなく
根本的な治療をする方向へ進むべきです。

そうしたら
終わりのないレースではなく
ゴールのあるレースになるのです。

まだアトピーのために苦しんでいる患者さんや
家族のみなさんに
エールを送ります。




2013年9月8日日曜日

うちの子、助けてください!!!

私の所にこのようなメールが届きました。
院長先生、こんにちは。
14か月になる子のことで相談があります。
顔に膿がでるアトピーになってしまいました。
膿がひどくて枕もべとべと服もべとべとになるほどで
本当にかわいそうで見ていられません。
子どもを見る度に涙が出ます。
インターネットで検索をして、院長先生のブログを読み
かすかな希望の光を見たようで
このように今メールを送らせていただきます。
うちの子、助けてください!!!
顔が膿だらけで、掻くと血が出て
まだ話もできない赤ちゃんがこんな状態で
本当に涙が出ます。
半身浴をよくさせます。
半身浴をすると、かゆみが治まるのか
あまり掻かないからです。
特に今は治療はしていないです。
半身浴をしてから、保湿ローションを塗るだけです。
解決方法、教えてください。
うちの子、どうか助けてください。
このような文を読んだり
診察室で相談を受ける時
心が痛みます。
どんなに辛いだろうか?
どんなに苦しんだだろうか?
あるお母さんが私に話してくれたことがあります。
子どものアトピーがひどく
大きい病院に連れて行ったのですが
病院の看護師が
アトピーは治らない病気だということはご存じですよね。
治そうとしてあれこれ試したり頑張らないで
保湿をちゃんとして
アレルギーの原因になるものを遠ざけて
ダニがでないようにそうじをしっかりしてください。
そう言われて本当にショックだたと言います。
あ、このアトピーは治らないのか
いくらがんばってもだめなんだ。
現実がこのようですから
子どもが生まれるとすぐにアトピーだったらどうしようと思い
もしなってしまったら
あれこれと良いという方法を試してみますが
結局は
「絶望」にぶつかり座り込むしかありません。
(治療過程の写真は6枚あります。
1枚目で驚かずに
完治した最後の写真まで見てください。)
あるお父さんがこの子を連れてきました。
この子もやはりひどいアトピーでしたが
あまりにもかわいそうで
抱くこともできなかたっと言います。
そうして
アトピーが治ると聞いて
ここへ連れてきました。
何も知らない周囲の人は
なんでここまでなるまで放っておいたのかと言ったそうです。
どこの親が子供の病気を放置しますか?
病院に行くお金がなく?
近くに病院がなく?
いいえ
方法がなかったからです。
先生、うちの子、治してください。
お父さんのその言葉から
その切なる思いがにじんでいました。


皮膚再生の漢方を飲み始めて
顔の毒がはがれ始め
膿は少しずつ減っていきました。


治療を続け
アトピーの症状が出ている範囲が狭くなり
頬の皮膚も毒と一緒に剥がれ落ち
だいぶ良くなりました。


次に来た時には
両方の頬にすこしだけ残っていました。
もうここまで来れば
家族みんなアトピーの心配はしなくなります。

このようにきれいな肌を取り戻した時
私たちスタッフも家族もみな
うれしくて大喜びしました。
お父さんは
仕事が終わったら早く家に帰って
子どもに会うのが楽しみで
我が家に幸せがやってきたと言いました。
でもふつうは病気が治ったら
このように昔の状態の写真を載せるのを嫌がるので
ブログに載せる許可をとるのが容易ではないのですが
この方は
まだアトピーの子を抱えて苦しんでいる人が
この子の治療過程の写真を見て希望を持ち
アトピーから解放してくれればという思いがあり
許可してくれました。
道がないように見えますが
よく見ると
道があります。
道がないといって絶望して
助けてくれと叫んでいる多くの方に
道はあると
希望はあると
私は伝えたいです。
ファン・ヒョジョン

2013年9月7日土曜日

何でこんなになちゃったの?


ジュヨンちゃんが手紙を送ってきました。
字が小さくて読むのが大変でした。



私はアトピーでつらいです。
アメリカに行った時もちゃんと洗うこともできず
かゆくて頬をたたいたりもしましらが
そうすると顔中が痛くなりました。

時差のせいで何度も目が覚めて
その上、すごくかゆくて
夜中にもシャワーをしに行ったので
いっしょに寝ていた周りの友達が嫌がりました。
私もこんな自分が嫌で
つらかったです。

顔には月のクレーターのような穴ができて
自分で自分の顔を見るのも嫌です。

鏡を見ながら
なんでこんなになちゃったの?
変な顔
汚い皮膚

そんなふうに思いました。
そんなことを考え続けていたら
周りの人も私を嫌がるだろうなと思い
人の目がとても気になりました。
私のこんな汚い顔を見せなくないからです。

でも、かすかな希望があります。
アメリカから戻ったら
院長先生のなさっている
ウナ(雲火)韓方医院へ行って治せばいいんだと。

私はその希望で
このアメリカでの2か月我慢ができました。





顔はニキビがひどく
背中と胸にも
ニキビのようなものがひどくでていました。

一人で悩み
他の人と違う自分の姿に悩みました。

女子学生にとって
皮膚がきれいなことは
一番の自慢です。

しかし
反対に皮膚の状態が良くないと
言葉では言い表せない苦痛に悩まされます。

皮膚科へ行ったり
皮膚管理室(皮膚マッサージ)で
いろいろなことを試してみますが
このようにきれいな皮膚を取り戻すのは
なかなかできません。





まだ治療中です
徐々にあたらしい肌が出て来て
悪い皮膚細胞を剥がし落としています。



前よりもきれいになった顔で
扇の舞いを踊っているカードを送ってくれました。

この子が
完全にきれいになれば
今まで心に重くのしかかっていた悲しみは
みな雪が解けるように消えていくでしょう

ジュヨンちゃん、手紙ありがとう
もう少ししたら
君の心の悲しみは
明るい笑顔に変わるよ。






無料相談はメールで
院長:ファン・ヒョジョン


かゆくて本当に気が狂いそうでした

アトピーなどの皮膚病は
塊になっているものよりも
層になっている場合が多くあります。

それで治療を開始すると
一層、一層はがれ落ちます。

アトピーの初期は赤くなりますが
時間が経ち毒がたまっていくと
色が黒ずんでいきます。

赤い場合は
見た目には痛そうに見え
かゆくてもその層は深くありません。
このようなアトピーはすぐに良くなります。

反対に黒ずんでいる人は
層が深いため
その毒を除去するのに時間もかかり

膿が出たりはがれ落ちる皮膚も多く
その治療過程でつらい思いをします。

ある婦人が訪ねて来ましたが
とてもかゆくて
気が狂いそうだと言いました。

かゆみが始まる時に
うっという感じを受けて爆発的にかゆくなるそうです。
それでかゆさもとても強いです。

しかし
このような方は治療の進み方が早く
すぐに病気を除去することができます。

反対にこの時、
とりあえず表面的に繕うことだけに専念してしまえば
病気の層は深くなっていきます。








見た目には
赤いのでひどい状態に見えますが
これはひどい状態ではなく
毒が中に深く入りこんだ状態ではないため
表面に出ているのです。

このようなアトピーは早く治ります。








約2週間できれいになりました。

このように
毒を取り除くとこのように完全にきれいになります。

体に何か病気が生じた時
それをとりあえず隠す方向へ持っていけば
病気は内側で徐々にひどくなり
アトピーの場合はその層が深くなって行きますが

病気を除去する方向へ行けば
その毒がはがれて
本来の姿を取り戻せます。

2013年9月6日金曜日

活きタコとアトピー






アトピーを治療していると
夜通し掻きむしった子の苦痛を
親がそばで見ながら
何かしてあげたいのに
掻かなくても眠れるようにしてあげたいのに
何もできないということが
ただ見ていることしかできないということが
とても辛いという話をよく聞きます。


アトピーは免疫が弱くて生じる疾患です。
アトピーはアレルギー疾患です。

それで現代人には免疫力がなく
病気に勝つ力がないために
病気に負けて生じる病気です。

徐々に自然と遠くなる社会になっているために
私たちの体も免疫力を失っていまます。

私たちの体は不思議です。
この世で生まれたので
この世で生きていく力も持って生まれたのです。

体の中に
病気に勝つ力も兼ね備えて生まれまれました。

ところが、さまざまな薬や食べ物
そして環境の変化によってその力が発揮できず
免疫が弱くなりかえって病気にやられているのです。

アトピーも免疫力を育て
体にその力が生じたら
病気に勝つ力が生じたら
体からアトピーを追い出すことができます。

ある日、アトピーがひどいある子を親が連れて来ました。
生まれた時から、全身にアトピーがあったというのです。




アトピーがひどいため
心臓にも問題が生じ、呼吸にも問題が生じ
おばあさんは、その赤ちゃんを見て
この子が果たして大人になれるだろうかと心配したそうです。

お母さんたちは、子どもが幼い程、治療をためらいます。
風邪薬などはどうかわかりませんが
漢方薬を赤ちゃんに飲ませることに抵抗を感じる方が多くいます。

でも、この子の場合はとてもひどいので
今治療を始めないと
命が危険だと思ったので
両親とおばあさんに連れられてこの子は当院を訪れました。

そうして治療は開始されました。
皮がはがれはじめました。
でも問題は、この子がとても弱いために病気を外に押し上げる力が弱いようでした。

いくらよい薬でも
体に病気に勝つ力がなければ
治療の進行が遅れます。

ところが、
ある日おばあさんがその子を連れて来院したのですが
驚きました。
急に治療が進んで良くなっていたのでした。




薬の効果が何倍にもなって現れたという印象でした。

「どうしてこんなに良くなったのですか?」
「活きタコと、あわびを食べさせました。」



「この子が弱くて、病気の治りが遅いようなので
新鮮な活きダコを買ってきて、煮て、
そのスープを何日か飲ませたのですが
この子もよく飲み
そうしているうちに早く良くなったのだと思います。」




アトピーの子に
体にいいからといろんなサプリメントを飲ませると
かえってひどくなるケースがあります。
ひどくならないとしても、
そのサプリメントがアトピー治療の助けになることは
ほとんどありません。

でも、この活きダコには私も驚きました。
働き過ぎた牛が倒れた時に
活きダコを食べさせると起きあがるという話は聞いたことがありますが
アトピーにこのように効果があるとは知りませんでした。

もちろん
活きダコでアトピーが治るのではありませんが
アトピー治療をしながら活きダコのおかげて子に力が出て
病気を克服する助けになったのです。

私はアトピー治療に来るお母さんたちに話します。
「子どもに新鮮な活きダコのスープを飲ませてみてください。
子どもの免疫力を高めてくれます。
でも、活きダコを生で食べさせるのは注意してください。」

免疫力が弱くなっている子に
韓国の海でとれる活きダコが役に立つとはとてもありがたい話です。

活きダコをうまく活用して
健康で丈夫に育ち
心身とも健康な人となり
世界の主人公になって欲しいです。








2013年9月5日木曜日

アフリカ医療ボランティア

アフリカ医療ボランティアへ行って来ました。(2012年夏)
医者なら一度は行って見たい
心のふるさとのようなアフリカへ
今回は娘と息子を連れて
家族4人いっしょに参加しました。
ケニアで1週間
その次にマラウィで1週間医療ボランティアをしました。
マラウィまで行く道が遠く容易なことではありませんでした。
飛行機代もかなり高いものでした。
4人の旅行費と
また薬剤などの準備にかかる費用のため
心に負担がありました。
しかし
息子と娘、妻と一緒に医療ボランティアへ行けるということに
喜びを感じました。
実際
アフリカへ行こうと思っても
普通なかなか行動には移せません。
何か病気になったらどうしようという不安と
治安も悪く
寝る場所や食事も
いろいろなことを考え始めたら
行けないと思います。
しかし
家族そろって行くということが
教育上にも良いと思ったし
また
このような機会はめったにないと思いました。
医者が病気を怖がるのは変だと思うかもしれませんが
むしろ、医者の方が怖がるそうです。
マラウィでボランティアを開始しました。
ところが
タイのウィリという医師も私たちと同行したのですが
見た目がタイ人のようではありませんでした。
心臓疾患の専門医ですが
性格も良く、実力もあって
何よりも心が暖かく良い友達が一人できました。



私たちを待つ多くの人がいました。
おばあさんもいらっしゃったのですが
この方は地面にただ楽に座って
待っていました。
自然と溶け込んだ姿でした。


村の子供たちはここに全員集まったようでした。
その中でも
3人の兄弟は仲がよさそうに見えました。




私たちは1日中患者を休むまもなく診ました。
私の補助が娘
妻の補助が息子
医師と補助の呼吸が合う
とてもよいチームでした。






息子は現地の人たちの言葉をすぐ覚えて
会話を始めました。


マラウィは本当に美しい国でした。
この子供たちの顔を見ていると
心が吸い込まれていく感じです。
医療ボランティア中にも
その後にも
また行き帰りの飛行機の中でも
子供たちといろいろな話をしました。
何かもっと必要なものがあるでしょうか?
一緒に行くことより
いいことが他にあるでしょうか?
そして
アフリカで奉仕する父と母の姿をみて
子供たちが感動し
尊敬のまなざしで見ていたということ
それもとても大きな収穫です。

2013年9月4日水曜日

アトピー博覧会

アトピー博覧会には何度も足を運びました。
もしかしたら
何か良い情報があるかと思って行きました。
子どもを連れて行ったこともあれば
妻と行ったこともあれば
病院のスタッフと一緒に行ったこともあります。

博覧会ではそれなりに
食べ物に関する話
環境に関する話
保湿に関する話

多くの情報が提供されており
有名な大学教授も講演をしていました。

私も一度博覧会に出席する機会があって
当院の治療方法を
一度小さなブースでしたが紹介したことがあります。

アトピーで悩んでいる方が多く
その多くの人が治らないという絶望の中で生きています。
そんな方に少しでも力になれればと思い...


2013年9月3日火曜日

アフリカの花

アフリカへ行くと
なぜかすべてが自然で
すべてが澄んでいてきれいで
神秘的に感じます。
家の塀の前に咲いた花を見ても神秘的で
花壇に咲いている花も


空き地に咲いている花も
道路際に咲いている花も

どこかに隠れて
恥ずかしそうに顔を出している花も
美しいです

これは子どもの時に食べたことがある
綿の木ですが
ここで見れるとは思いませんでした。
子どもの時
畑に行くとこれがたくさん植わっていました。
学校の行き帰りにこれを食べると乾きがいやされ
甘い味がしました。
ここアフリカで見れてとてもうれしかったです。

 愛する二人が手をつなぎ
愛している心を通わせている姿は
またひとつの美しい花として
私の眼に映りました。
この二人より
もっと美しい花がありました。
 一人でいても
大勢いても
この子たちの顔を見ていると
悩みはどこにも見当たりません。
ただ
ありのままの姿です。

この子たちが
アフリカの本当に美しい花です。

首にひどく出たアトピー


アトピーは人によって
出る部位も現れる状態もそれぞれ違います。
一ヶ所に集まっている人もいれば
あせものように全身に広がっている場合もあります。
また
魚のうろこのような形をしている場合もあります。
顔にひどい人
腹部にひどい人
胸にひどい人
足にひどい人
それぞれ異なりますが
首にひどく現れた人もいます。
体の他の部位には何も出ていないのに
首にだけ集中的に出ている人がいます。
首はあせもができやすい部位でもあり
皮膚が重なり合う部分なので
風通しも悪く苦労します。
それに
人の目に付く場所なので
その視線のためにもつらいものがあります。




首の部分が他の部分より弱くて
そこに毒が集まっていることがわかります。
首から始まったアトピーが
後に足に出るのか胸にでるのかわかりません。
すなわち
人はそれぞれ弱い部分があるのですが
そこに病気の原因となる毒が集まり
そこに巣を作るのです。
首には重要なものがたくさんあります。
扁桃腺、甲状腺、咽頭など
それらが弱いとアトピーもひどくなるのですが

これを取り除いて本来の自分に皮膚に戻るためには
「保湿」だけではすぐに限界が来るということがわかります。


アトピーの原因を取り除けば
炎症を起こしていた細胞がはがれ落ちていきます。





とりあえず
毒のある細胞が一枚一枚はがれて行くと
徐々に明るい色の皮膚に変わります。






そうして部分的に再び出てきますが
この時はアトピーの層が薄くなっているので
最初の状態とは全く異なり回復に向かっていることが分かります。




その後
毒のある皮膚はみな押し上げられて剥がれ落ち
きれいな本来の皮膚になり
アトピーから解放され
生活に何の支障もなく元気に生活できるようになります。