2013年9月2日月曜日

なぜ、ローションを塗るのか


アトピーを治療する医者として
患者さんと最もよくぶつかる問題がローションなどの保湿剤だ。



多くの人の医学常識の中に「保湿」があるため
ローションを使用することは
理解をさせる必要もなく
正常な治療を受けていると考える。

しかし
冷静に一度考えてみてほしい。

なぜローションを塗るのか?

本当にローションを塗るとアトピーが解決しますか?
ローションを塗ってアトピーを解決しましたか?
今まで
短くとも数か月、長ければ数年間、
ローションを塗ってきて
果たしてその塗ったものがアトピーを治療してくれましたか?

もし、アトピーを治療するため
ローションを一時的にしばらく使用しただけなら
それは理解ができる。


現在、不眠症に悩まされて
睡眠薬を飲まなければ寝れない人が多い。
睡眠薬はよくない薬だ。
睡眠薬を飲み続けたり
あるいは、量を増やしていくと
さまざまな問題が起きる。

もし、睡眠薬を飲まずには眠れない人が
健康を取り戻すためには
睡眠薬ではない他の方法を探さなければならない。

そうではなく
睡眠剤に頼るなら結果はわかりきったことだ。

アトピーも同じことだ。
ローションをしばらく使うのは構わない。
しかし
ローションでアトピーが治らないのなら
病気の根本を解決する方法に目を向けるべきだと思う。

一生塗っても治らない一時しのぎのローションに頼っているのは
病気を治そうとすることを放棄した状態だと私は思う。





ローションを塗り続けると皮膚の状態は色素が沈着し湿っぽくなる。
一時的には良くなったように見えるが実際は良くなっていないことを知るべきだ。

ローションを塗れば
しばらくはかゆみが治まり
しばらくは良くなったように見える。

しかし
他の人がしなかったことを考え
方向を転換させれば

新しい道を発見し
道が開かれる。

一生、塗り続けて生きるのか。
それとも
考えを変えて
アトピーから解放される道を探すのか。




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