2013年9月16日月曜日

アトピーにいい食品、避けるべき食品(1)


アトピーの症状がひどい子が来院した時に
お母さんが細かく聞く質問があります。

避けるべき食事についてです。

子どもは食べたがり、
親は食べないようにし...

特定の食べ物で
アレルギー反応を起こす子の場合
つらいのがかゆみです。

子どもがかくので
自然と親はかかないようにし
特にかゆくなりやすい食事は
避けるようになります。

しかし、
フライドチキンやアイスクリーム、
ハンバーガーやお菓子など
子どもが大好きなものばかりです。

1)現代の食事

良い物としては
誰でも知っている有機農食品があります。

科学的に言えば
アレルギー検査をして
アレルギー反応が強くでるものは
避けなければなりません。

しかし有機農食品は大部分良いものです。
以前は、有機農食品の衛生状態が良くはありませんでした。
畑で人糞などを肥料にしていたので
大腸菌が多かった時がありました。

最近では有機農での栽培が改善され
健康に気を配る多くの人が利用しています。

健康のために野菜ばかりを摂る人もいますが
野菜を選ぶ時、苦いものも摂るようにしてください。

同じ菜っ葉の野菜でも
苦いものと甘い物がありますが
自然で強く育った物は苦い味がします。
その強い大地のエネルギーが
アトピーに勝つ免疫を高めます。

そして
甘い物、辛い物をたくさん食べさせずに
酸っぱい物を食べさせてください。

それから肉も時々は食べなくてはなりません。
アトピーに勝つ重要な要素は体力です。

最近の子は太り過ぎで問題ですが
弱く、アトピーが長引いて体重があまり増えない子は
適度に体重を増やす必要があります。

鶏肉は毛穴を閉めて
毒を外に排出させるのに妨げになるので
アトピー治療を始めた患者さんには
食べないようにお願いしています。

それ以外の肉は
特に強いアレルギー反応がなければ
食べて体力をつけてください。
食べ物を選ぶことも重要ですが
何よりも重要なのは体力です。


2)昔の食品

伝統食だからといって
みなアトピーに良いのではありません。
アトピーは免疫の低下によって生じる現代病です。
ですから免疫力を高めることが必要です。

たとえば
春には春の七草のような季節のものが
その「気」が必要なこには助けになります。

大人は貯蔵食品を好みますが
「気」が必要な免疫の弱い子には
貯蔵食品だけでは足りません。

自然の香りがたくさんする料理を
作ってあげてください。

薬剤を求めに歩いた時
田舎の市場にもよく行きました。

同じ木蓮の花でも
山で直接つんできたものと栽培したものとは
薬剤の力が違います。
山で直接つんできたものを売る人に出会い
電話番号を教えてもらえば
次からは電話で注文ができます。

アトピーの子を持つお母さんたちも
食品を選ぶときに外見だけを見ず
丈夫な体を作るために選んでください。

もうアトピー治療に疲れた、何もしたくない、
そういう人は自分の体を丈夫にして見てください。

運動をし
ご飯もしっかり食べ
心も健康にして
友だちと明るく会話をし
規則的な生活をして丈夫な体になれば
体に不思議な力が発揮されて
病気を追い出し
少なくとも現状より悪化することはないと思います。

何事にも一時しのぎの薬に頼っていては
弱い体になってしまいます。







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