2014年6月9日月曜日

重症アトピー(足)


重症アトピー(足)

アトピー治療をしているとアトピーを患っている人は自分が一番ひどいアトピーだと思っている人が多いようです。

痒くて何度も目を覚ました時には、「一睡もできなかった」と言い、
血が出ると「血がだらだら出る」と言い、

汁が出ると「汁があふれ出る」と表現するなど、
アトピーを患っている人たちの心はとても切なく表現も様々です。

しかし、どこからが重症アトピーかという判断は正確な基準はありませんが、
私の臨床的な立場で考えてみます。

1.長期間治らないアトピー
2.ステロイドを多くしようしたり強いステロイドを使用した場合
3.全身にアトピーが広がっている場合(70~75%)
4.アトピーの厚さが厚い場合。
5.血が出てかさぶたになったり、汁が滲んでいる状態
6.多くの合併症がある場合
7.体が衰弱し食事もあまりとれず、アトピーのためにやせ細っている状態
8.アトピーの部位が膿んでいる状態
9.においがきつい場合
10.生後間もないが全身に赤いアトピーで覆われている場合
11.食事アレルギーがありショック症状を起こす場合


その他にもあるかもしれませんが、上記のような場合重症アトピーだと判断します。


ある小学生が上のようなアトピーで来院しました。全身に膿が生じるアトピーでした。長い間多くの治療をしてきましたが、徐々にひどくなりあちこちガーゼで巻いていました。まだ小学生ですが重症アトピーだと言えます。

この時、判断が重要です。
小さいときからそれなりにアトピーの治療を熱心にしてきました。
しかし、上のような状態になってしまったのなら、今までの方法では治らないということです。
アトピーを治したのではなく溜めてしまったわけです。
今後もこの方法で治療を続けるのなら、アトピー治療に希望はありません。
しかし、大部分の人はこのような状態になっても、仕方がないと思い、同じ方法で治療を続けます。

私はこの方法では希望がないために
これからは方向を変えて中から新しい皮膚が出てきてアトピーを排出させるという
今までの既存のやり方とは全く反対の方法をお勧めし、治療を始めました。
健康な皮膚が作られるように漢方薬を服用すればアトピーが剥がれ落ちるのですが
このように剥がれ落ちれば必ず治療の「終わり」が来てきれいな皮膚になります。下の過程がその証拠です。














 
こうしてアトピー治療は終わりました。私としてはもう少し治療をして、何の傷跡もなくなる状態にまでしたかったのですが、本人はこれで満足だということで来院されなかったためここで治療は終わりました。

このようにアトピーをはがすとアトピーから開放されます。
アトピーはほんとうにつらい病気ですが、軽いアトピーなのか重症アトピーなのか、それが問題なのではなく、毒をためるのか、毒をはがすのか、それが重要だと考えます。

アトピーの原因となる毒が体に入ってきたように、またその毒を出す方法もあるのです。そうすれば、アトピーから開放されきれいな肌を取り戻せます。
ソウル ウナ韓方医院 院長ファン・ヒョジョン
*日本にお住まいで治療をご希望の方は、メールでお問い合わせください。
 日本内にこの治療を行っている病院はございません。
 海外にお住まいの方々は、来院の代わりにメールで患部の写真を送っていただいております。
 年齢や状況など詳しい相談をメールで行った後、漢方薬を配送する形となります。

 メールアドレス:unhwamedi@naver.com 

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