2013年8月28日水曜日

一時しのぎの治療から脱して


ある高校2年生の女の子が2ヶ月前にたずねて来ました。
アトピー治療中の患者さんです。
お母さんと一緒に来たのですが
写真を撮ってから
予診をし
私に会ってから
しばらく泣き続けました
アトピーを治療する過程の中で
毒を表面可させる過程があるのですが
過去には薬を塗ってきましたが
私の治療法は
薬で保湿する方法は
毒をためこんでしまうので
塗ってはいけませんと言います
塗ると
アトピーの根本治療にならず
もっとひどくなるので
塗らずに
表面化した毒がはがれ落ちるようにしておく
治療法です
ところが
今まで塗っていたものを塗らないと
問題が生じます
いわゆるリバウンド現象です
今まで
中に押し込んでおいたものが
現れる過程がそれです
そのうえ
アトピー治療の漢方薬を用いて
中で健康な皮膚をつくり
毒を押し上げるため
想像以上に
ひどい状態になることもあります
病歴が浅い人
ステロイドをあまり塗らなかった人
そういう人はあまり出てきません
でも
そうでない人もいます
長い間患っていた人
長期間、薬塗ったり、服用してきた人
そういう人は表面化する毒も多いのです
症状を一時的に治療したいのなら
今までしてきた方法を使うしかありません
しかし
私がアトピーの治療を長年続けてみて
このような保湿のための薬では
10年たっても治る保障がないばかりではなく
どんどんひどくなっていくことが
わかりました
このアトピーを根本的に治療するためには
治療の方向を変えると同時に
考えも変えなければなりません
今までの方法は
一時しのぎだということを皆さんご存知だと思います
決心をして
私の治療法を選んだ方はこう言います
「先生に最後の望みをかけてみます」
「だまされたと思ってやってみます」
説明を聞いて
治療を始めますが
現実は厳しいものがあります
この女子高生は
赤ちゃんではなく高校生なので
周囲のたくさんの人を意識しなければなりません
彼女の顔を見た人がみな
一言ずつ言います
言われなくてもわかっていることを言われ
その心に傷を負います
髪の毛でその顔を隠してみても
全部を隠すことができないので
見せたくなくても
どうしようもありません
しかし
私の所に来たときは
そのつらさが爆発するのです
しばらく泣き続けました
お母さんも
その子のつらさがわかるので
治療に対する不信感を私に吐き出します
辛そうに帰っていく彼女を見ながら
「もう少しだけ我慢してください。じきによくなります」
そう言いました
1週間後に
カカオトークで写真が届き
2ヵ月後には
また来院したのですが
そのときには
だいぶよくなって
私たち3人はいろんな話に花をさかせ
彼女とお母さんは
微笑んで帰って行きました
ファン院長の治療法(日本語)

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