2014年7月5日土曜日

首のアトピー(本当に何も塗ってはいけないのですか)

首のアトピー(本当に何も塗ってはいけないのですか)


「何も塗らないでください。」
ステロイド剤に問題が多いと知って不安がりながらも、でも何も塗らないでくださいと言えば、みな驚きます。何か塗らないとその部位がもっとひどくなるかのように思え、何か塗れば痒みが治まるのではないかと思っています。そして塗らないことは放置しているようで管理を怠っていると考えます。
その考えが問題です。

ただ何の対策もなしに「何も塗らないでください」といっているのではありません。中から健康な皮膚が出てくるので、そう言えるのです。アトピーになってしまった人が好くなっていく過程をお見せします。


首にこのようなアトピーができて来院しました。普通、こうなると病院へ行き、薬を処方してもらって、痒みを抑えてかかないようにし、赤い皮膚が落ち着くように薬を飲みます。しかし、それが一時的な服用で治まって治ってしまえばいいのですが、そうではなく薬が切れるとまた出てくる場合、その薬が手放せなくなり、それを塗ることでアトピーはなくなっているのではなく、徐々にその皮膚に蓄積されてしまうのです。

部分的に出ていたのが体中に広がります。とりあえず、今かゆいこと、今赤いことを解決することだけに集中していくとその病気を育てる結果を招きます。
そのときに方向を変えてひどくならないうちに、成人になって慢性化する前に、アトピーの原因を解決しなければなりません。


毎日塗っていた保湿をやめると、今まで隠れていたアトピーがどっと表面化してきます。驚かないでください。今はひどく見えても、それをはがすための漢方を服用しているので、そのように出てくるのです。普通、治療を開始して最初の1ヶ月はつらい時期です。好転反応と言うべきでしょうか、つまり中に隠れていた毒が表面化する時期です。人によって個人差はありますが、毒が多い人は膿が出てひどく現れ、そうではなく軽い場合は膿も出ずに、期間も短くて済みます。どちらにしても、アトピーははがれ落ち始めます。


こうしてアトピーが見えていた範囲が減ってきます。


あちこちに隠れていたアトピーが表面化して落ち、また表面化して落ち、と繰り返しながら減っていき、最後にはきれいになります。




その後は、傷跡をなくす過程に入ります。




こうして完全にきれいになりました。アトピーがこのようにしてきれいになれば、アトピーのために保湿をしたり薬を飲んだり塗ったり、悩んだり睡眠不足に悩まされたりすることも全部解決します。

木にたとえれば根っこがアトピーであり、アトピーによる問題は枝や葉です。その枝や葉をいくらなくそうと毎日とっても、根っこがあるのならまた出てくるのが当然のことです。かゆさや、炎症を起こしている皮膚をなんとかなくすために今まで苦労されてきたと思います。

しかし、それは一時的な方法ですので、それで根治は不可能なのです。ぜびアトピーがまだひどくないうちに、少しでも早い時期に根本治療を始められ、アトピーによって人生を台無しにしないようにしてください。


ウナ韓方医院(韓国ソウル市 ヤンジェ駅前)
院長 ファン・ヒョジョン
www.unhwamedi.com
 

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