2014年5月23日金曜日

腕のアトピー(子供の時からありました)


腕のアトピー(子供の時からありました)

18歳の男子学生が来院しました。
「いつからアトピーがありましたか?」

「子供のときからです」

「子供の、いつから?」

「生まれて1ヶ月もたたない時からです。」

ということは、もう18年もアトピーを患っていることになります。アトピーがひどいときもあり、少し改善した時もありましたが、アトピーが治ることはなく今まで続いていると言いました。
 

話を聞いてみると、漢方医院へも皮膚科へも大学病院へも通い
また民間療法でこれは効くというものをあれこれ試してみたようです。

私たちの体には貯蔵空間があります。すなわち保湿をして中に沈めておけばある程度は中に納まっています。出ては引っ込み出ては引っ込み、出たときには薬を塗って、また出てくればもう少し強い薬を処方してもらいます。

最後にはいくら強い薬を塗っても中に納まらなくなり溢れ出すようになり、その時にお母さんたちが「薬が効かない」という瞬間です。

ここまで来るとアトピーがかなり累積してしまって、皮膚の様子も変化し、皮膚に厚く溜まっていることがわかります。







 

上の人はアトピーがひどいです。体のあちこちに写真のような状態が出てきているのですが、これは中にかなり毒がたまっていることがわかります。アトピーがひどい人からはきつい臭いもします。その臭いでアトピーの程度もわかるほどです。そしてあまり臭わない人はアトピーが軽いことがわかります。

このようにアトピーがひどい人に保湿をしたりより強いステロイド剤で安定させることは意味のないことであり治療にはなりません。この時には方向を変えて排出してきれいにする方向に転換しなければなりません。すなわち中からきれいな皮膚が出てくるようにし、外部に排出させるとアトピーが取り除かれ、最後にはきれいな自分本来の肌に戻るのです。

アトピーを溜めておいたままの状態と、アトピーをはがしていく状態は全く違います。アトピーをはがせば、きれいな自分の肌が見えます。このように治療する方法を生肌脱殻療法と私が名前をつけましたが、その意味は、悪いものははがしてしまい、きれいで明るい肌にするという意味です。

アトピーは一時的に見た目をよくしなければならないのではなく、はがして完全に毒を除去する必要があります。上記のような治療法方がアトピーの根本治療になると私は考えます。
 
 
 
 

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