2013年10月22日火曜日

肩にできたアトピー治療

アトピー治療において、一番重要なことは方向だと思います。
アトピーの治療を始めてしばらくすると、「だめだ」ということに気がつきます。
現代医学でもアトピーが一部分にだけできたのなら、そこをはがして皮膚移植すればよいし、
また、単純なアレルギーに属するなら、その物質だけ避ければよいですが、
アトピーの場合は複合的で全身に発生し、これといった方法がないために、保湿中心に行い、現状維持や緩和を目的に治療しています(治療とは言えませんが)。

その方法は、根本治療ではないため結局病気を皮膚にためていくことになります。
何らかの原因で皮膚に毒がたまり、それが炎症を起こしているわけですが、強い薬によってただ表面をつくろうだけの方法ではなく、その毒を除去し、アトピーの根本治療をする方法の中で、今日は肩にできたアトピーがどのように治療されたのかを順を追って説明します。



アトピーがこのように発病したら、大部分の人は赤ければその熱を取ろうとし、かさかさしていたら何かを塗って保湿しようとします。
しかし、アトピーは外部から発生する病気ではありません。皮膚の表面から始まる皮膚炎ではないのです。中から出てきたものです。ですから、表面の治療をしても意味がないのです。

方向が重要です。
外に見えるものを見えないようにするのではなく、中から外へ除去していくべきだということです。

中からの治療を開始すると、出てきたり、収まったりを繰り返しながら、剥がれていきます。
治療をしていない普通の人でも、そのことは体で行われていますが、当院の漢方でその速度を速めると同時に健康な皮膚を中から作っていくのです。

傷ができれば自然にかさぶたができ、そのかさぶたが落ちればきれいな皮膚になる、そのシステムは人間の体に備わっています。健康でないために、それがうまくいかずにアトピーに負けてしまっているわけですが、その免疫力を高めるようにしてあげれば、アトピーの原因となる毒が自然と落ちていきます。




平均の皮膚の再生周期が人や年齢によって異なりますが、1ヶ月間、外に何も塗らずに保湿をせずに中からの治療だけをした場合、一枚剥がれてこのようになります。

はじめは何も塗らないことに不安を感じていた患者さんも、1サイクルが終わって皮膚が変わっていることに気づき、その後の治療はずっと楽になります。




2ヵ月後の姿ですが、最初の状態から比べたらだいぶ良くなりました。まだ残ってはいますが、もうすぐきれいな肌を取り戻すのも時間の問題です。
大部分の患者さんやその母親は、かゆくて眠れないということがつらいと訴えます。
でも、病気の深さが浅ければ、今はかゆくても、もうすぐそのかゆみもなくなるし、肌もきれいになります。
治るということだけでも、どんなにありがたいことでしょうか。
もう少しの辛抱です。







このようにきれいになれば、根本治療ができたといえます。

「再発はしませんか?」と聞く人がいます。

表面に何かを塗ってその場しのぎの治療をしていたときは、塗らないと再発しました。
しかし、このように中から完全に毒を取り除いたのですから、まったく話が違うのです。

それで私は
アトピー治療において最も重要なことの1つが「方向である」と思うのです。

ウナ韓方医院 / ファンヒョジョン院長



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