2013年12月22日日曜日

いつ治りますか?

いつ治りますか?


治療に来る患者さんやその家族が聞く質問はみな同じです。

本当になおりますか?
再発しないですか?
かゆいときはどうすればいいのですか?
治療期間はどれくらいですか?
費用はどれくらいかかりますか?
好転反応がおきますか?
肝臓に無理はかかりませんか?
まだ子供なのに漢方は大丈夫ですか?

今日はその中で治療期間に関する説明をしたいと思います。

当院に来られる前に大部分の患者さんは保湿による現状維持を行ってきました。
アトピーを治すというよりは、緩和、現状維持が目的であったため
治療期間と言うものはありません。
大人になれば治るなど漠然な期待を持って管理をしてきました。

当院の治療は、緩和ではなく「治療」でありアトピーを完全になくすことが目的です。
新しい皮膚があがってきて毒の含んだ皮膚がはがれ落ちるようにする治療法を用いますので
皮膚の再生周期によって個人差があります。
一般的な再生周期は15日から55日です。
若いほど周期が短く、年をとれば長くなります。
したがって、子供のほうが再生期間が短いために治療期間も短くなります。

1)皮膚の再生期間が短いほど早く治ります。
2)アトピーがたまっている層が薄いほど早く治ります。
3)全身にどれだけ広がっているかによって治療期間が長くなります。
4)ローションや軟膏、ステロイド剤などをあまり塗らなかった人は早く治ります。
5)保湿の中でもオイルを用いた場合は、それを剥がすのに時間がかかります。
6)免疫力が弱く痩せている人は健康な人より長くかかります。
7)逆に太りすぎの人も治療期間が長引きます。(他の持病がある場合が多い)
8)部屋に閉じこもってネガティブな思考をする人は長くかかります。
9)治療方針に従わず、疑いながら治療している人は長くかかります。
  (何も塗ってはいけないと説明をしても塗っている人など)


上記のような要素が治療期間を左右するために
私が予想した治療期間より長くなることも短くなることもあります。

また、途中で風邪を引いたりインフルエンザにかかったりした場合は、
アトピー治療薬は一時中断し、その病気を治療しなくてはなりません。
その期間がまた治療期間を遅らせることにもなります。
ですから、アトピー治療中は特に健康管理が重要です。


治療を始めるにあたって、いつ治るのかということは皆さん知りたがる部分ですが
いつが重要なのではなく、今までは治すことに目的があったのではなく
緩和に目的があったとしたら、
これからの治療は、現状維持や緩和ではなく、治療に目的が変わったため
「治療をしている」ということに注目していただきたいと思います。

治るんだということに希望を持って
明るく治療に望む方は、治療期間が短縮され早く治ります。



ウナ韓方医院 院長 ファン・ヒョジョン
メールでのご相談受け付けています。

日本語:asarichan55@gmail.com
韓国語:unwhamedi@naver.com

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