2013年12月8日日曜日

ももアトピー

ももにできたアトピー

アトピーは特定の位置にできるわけではありません。
また、その状態もさまざまです。

今日はももにできたアトピーの患者さんの治療過程をご紹介しますが
アトピーの原因は
環境、ストレス、そして食べ物や遺伝などがあります。
そのようなものが要因となり
皮膚に問題が生じたものがアトピーですが
その原因が重要なのではなく、
問題は、その病気の治療法方です。

ももにアトピーがひどく出た人に
「かいてはいけません」と言うことは無駄なことです。
かえって、無意識のうちにかきむしってしまい、
ひどくなってしまったと自分を責めるだけです。

それなら、かゆければかけという意味ですか?
とおっしゃる方もいるかと思いますが、
アトピーが治れば、かかなくなるのですから、
かく、かかないに神経質になるのではなく、
アトピー完治に努力をすることが、より重要なことだということです。


このように、ももにアトピーができた女の子が来院しました。
夜になるとぼりぼりかくので、見ているお母さんもつらいと言いました。
今まで保湿を熱心にしてきましたが、結局それでは治らなかったと言いました。

当院の治療方針を説明し
何も塗らずに、皮膚生成能力を高める漢方の服用で治療を開始しました。

治療方針とは
1)皮膚に一切何も塗らないこと
2)鶏肉と冷たいものとアルコール、コーヒーなどを摂らないこと。
3)かぜなど他の病気になった場合は、漢方は一時中断すること。
4)1ヶ月に1回、来院(海外の場合はメールで写真送付)
などです。

そうして治療が始まりました。


保湿をしていた時とは異なり、皮が表面に白くできました。
そして、それがはがれます。
一度はがれると、お母さんはとても安心します。
もちろん、不要な皮膚がはがれ落ち治っているという実感があるので
本人もとても喜びます。


 アトピーがはがれ落ちれば、次はその傷跡を治すだけです
 




跡もきれいになれば、健康な皮膚を取り戻し、完治したといえます。
最初の写真と同一人物とは思えないほど、きれいな足になりました。
これが、アトピーの根本治療の過程です。

 

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