2013年12月5日木曜日

肩のアトピー

肩にできたアトピー


子供がかゆくて眠れません。
それなのに、先生は何も塗るなとおっしゃいます。
どうしたらいいのですか。

アトピーがひどいと皮膚の状態も問題ですが
かゆさも本当につらいものです。
このかゆさが、治療をもっとも妨害する敵です。

かゆくないように
乾燥させないように
それが保湿だと考える一般的な考えがアトピーを徐々に蓄積させる
犯人であるということを知るべきです。

今日は肩にアトピーができた患者さんの治療過程をご紹介します。
肩のアトピーがひどくなると胸のほうにも広がっていきます。
下の写真は肩のアトピーの中でも成人アトピーの典型的な例です。


このような状態で、さらに薬などを塗り続けると下の写真のようになります。
さらに表面に毒が集まり、皮膚に透明感がなくなりどす黒くなります。



ここまできてしまうと、もう何を塗っても変化しません。
長引いてしまった人
保湿を長年続けた人
子供のころからアトピーがありそれが大人になるまで続いた人の結果です。

今はいずれ治るだろうと処方されるままに薬を塗っているかもしれませんが
このような結果が待っているのであればぞっとします。
その方法は根本的な解決にはなりません。

私は臨床現場でこのような患者さんばかり診ていますので
保湿法の結果はどのようなものか知っています。
ところが
多くの患者さんを持つ親御さんは最後の結果を知らないため
とりあえず、かゆみを抑え、
かきむしらないように保湿をし、塗り薬を塗ろうとします。

しかし、根本治療がなされなければ
程度の差はあっても、どす黒い、爬虫類の皮膚のようになってしまうのなら
もう、今までの常識を捨てて
根本治療へ目を向けるべきではないでしょうか。

何も塗らず
中から健康で元気のいい皮膚が生成され、
その皮膚によって表面の毒がはがれ落ちるようにすれば
本来の肌にもどることができます。





子供のアトピーであろうと
大人のアトピーであろうと関係ありません
重要なことは方向です。

外から塗って中に入れるのではなく
中から押し上げて、外へ出すのです。
こうしてアトピーが完治すれば
皮膚が見ちがえるようになり、健康な体になります。




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