2014年1月15日水曜日

アトピーで毎晩泣き叫びました 


毎晩、泣き叫びました

小学生のある子が来院しました。
でも一言も話をしません。

もしかしたら、話ができない子なのかと思いましたがそうではなく
家では話をするのですが、外では何も話さないと言いました。


アトピーを人に見せたくもないし、
友達と遊びたくもないし

そうしてこの子が周りの人に対して心を完全に閉ざし
何もしゃべらなくなってしまいました。

その子の手を見てみると、
そうなっても仕方がないなと思うほどひどい状態でした。

病院につれて行ったら
2次感染の可能性があるので他の病院に行くように言われたそうです。

1つ驚いたことは、この子が夜中の1時ごろから4時ごろまで
毎日泣き叫んでいたということです。


まだ幼い弟がいて大きな声では泣けず
また隣近所の人からの苦情もあって気をつけてはいましたが

夜中になると、痒さとつらさでのどが枯れるまで泣いていたということです。
手だけではなく体のあちこちにも

このようなものが出ていてひどいアトピーを患っていました。


知人の紹介で当院を訪ねてきましたが
アトピーを治すために田舎にマンションに入居し

小さな畑を借りて野菜なども育てながら
自家製の味噌も作ってその子に食べさせると言いました。

そのお母さんの愛情には頭が下がるものがありますが、
その子の辛さがもっと私の心を打ちました。

ここまでひどくなってしまえば、ステロイドで抑えるとしても問題が大きくなります。
問題は、それ以外に治療法を知らないので、いつまでもその方法に固執していることです。

ですから多くのアトピー患者が悪循環を繰り返します。
最後の望みをかけて来院したその子とお母さんに

当院の治療法(何も塗らずに漢方のみ服用)を説明し治療を開始しました。
月に1回来院し、写真を撮りながらその様子を観察します。




中から健康な皮膚を再生させ、その皮膚の力によって、アトピー毒をはがし落とすため
毎月毎月様子は異なります。



悪くなっているように見える時期もありますが、それは中の毒が出ているからであって
悪化しているのではありません。確実にはがれています。


何も話しませんがその子が私のそばに来てにこっと笑います。

私も笑いながら抱きしめてあげます。
それが私たちの会話です。



今では友達とも遊び、夜に泣き叫ぶこともなくなりました。
遊びに行ったきり、なかなか帰って来ないこともありますが

それでも幸せだそうです。
今度、自家製の味噌と畑でとれた野菜を持って来てくれるそうです。

その話さなかった子も私に「こんにちは」と言うようになりました。


アトピーが終われば涙も苦労も終わります。
ウナ韓方医院 ファン・ヒョジョン
メールでの問い合わせ:asarichan55@gmail.com



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